「設定 - RAID10 (RHEL)」の版間の差分

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<u>同期プロセス中はシステムのパフォーマンスが低下する可能性がある。</u><br>
<u>同期プロセス中はシステムのパフォーマンスが低下する可能性がある。</u><br>
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== メール通知の設定 ==
RAIDアレイに関する重要なイベントが発生した場合に、システム管理者に自動的にメール通知を送信するための設定である。<br>
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通知される主なイベント<br>
* ディスク障害の検出
* RAIDアレイの劣化状態
* 再構築(リビルド)の開始と完了
* その他の重要なRAIDイベント
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メール通知の設定のメリットを以下に示す。<br>
* 障害の早期発見が可能となる。
* システムの予防的なメンテナンスが可能となる。
* 問題発生時の迅速な対応が可能となる。
* システムの信頼性向上する。
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<u>※注意</u><br>
<u>メールサーバが正しく設定されていることを確認する。</u><br>
<u>スパムフィルタでブロックされないように設定する。</u><br>
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<u>また、バックアップ通知手段も検討することが推奨される。</u><br>
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メール通知を機能させるための設定を行う。<br>
まず、メール送信に必要なパッケージをインストールする。<br>
sudo dnf install postfix mailx
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postfixサービスを起動する。<br>
sudo systemctl enable postfix
sudo systemctl start postfix
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次に、/etc/mdadm/mdadm.confファイルの設定を変更する。<br>
sudo vi /etc/mdadm/mdadm.conf
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# /etc/mdadm/mdadm.confファイル
# 単一の管理者にのみ通知する場合
MAILADDR admin@example.com
# 複数の管理者に通知する場合
MAILADDR admin1@example.com,admin2@example.com
# 通知プログラムの指定(必要な場合)
PROGRAM /usr/local/bin/custom-notify-script
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通知設定のテストを行う。<br>
# テストメールの送信
echo "Test email" | mail -s "RAID Test" admin@example.com
# mdadmの通知機能のテスト
sudo mdadm --monitor --scan --test
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