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(→入力) |
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== 入力 == | == 入力 == | ||
<code>read</code>コマンドは、ユーザからの入力を受け取るために使用されるビルトインコマンドである。<br> | |||
<code>read</code>コマンドを使用することにより、スクリプトの実行中に一時停止して、キーボードから入力した内容を変数に格納することができる。<br> | |||
<syntaxhighlight lang="sh"> | <syntaxhighlight lang="sh"> | ||
read 変数名 | read <オプション> <変数名> | ||
</syntaxhighlight> | </syntaxhighlight> | ||
<br> | |||
==== readコマンドのオプション === | |||
* -p | |||
*: プロンプトメッセージを指定する。 | |||
*: ユーザに入力を促すメッセージを表示することができる。 | |||
* -s | |||
*: サイレントモードを有効にする。 | |||
*: 入力された文字がコンソールに表示されなくなる。 | |||
*: パスワードの入力等に使用する。 | |||
* -n <数値> | |||
*: 指定された文字数だけ入力を受け付ける。 | |||
* -t <数値> | |||
*: タイムアウト (秒) を指定する。 | |||
*: 指定された時間内に入力が無い場合、<code>read</code>コマンドは終了する。 | |||
* -a <配列変数名> | |||
*: 配列変数を指定する。 | |||
*: 入力された値が配列要素として格納される。 | |||
<br> | <br> | ||
==== 入力データの表示 ==== | ==== 入力データの表示 ==== | ||
23行目: | 41行目: | ||
</syntaxhighlight> | </syntaxhighlight> | ||
<br> | <br> | ||
- | <code>-p</code>オプションを付加することにより、プロンプトメッセージを指定して、ユーザに入力を促すメッセージを表示することができる。<br> | ||
<syntaxhighlight lang="sh"> | <syntaxhighlight lang="sh"> | ||
read -p "表示する文" 変数名 | read -p "表示する文" 変数名 |