インストール - バイナリエディタ

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2022年12月27日 (火) 21:45時点におけるWiki (トーク | 投稿記録)による版 (→‎Okteta Editor (KDE推奨))
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概要



Linux

Okteta Editor (KDE推奨)

Oktetaは、バイナリファイルを編集するエディタである。

oktetaの主な機能を、以下に示す。

  • テキストエディタに似た編集機能。
  • データビューのための様々な設定が可能。
  • 複数のファイルの編集。
  • FTPまたはHTTPによるリモートでのファイル編集。


  • パッケージ管理システムからインストールする場合
    sudo zypper install okteta

  • ソースコードからインストールする場合
    Oktetaのビルドに必要なライブラリをインストールする。
    sudo zypper install cmake extra-cmake-modules \
    libQt5Core-devel libQt5Gui-devel libQt5Widgets-devel libQt5QuickControls2-devel libQt5QuickTemplates2-devel \
    libQt5Network-devel libQt5PrintSupport-devel libQt5Xml-devel libqt5-qtscript-devel libQt5Test-devel qca-qt5-devel \
    kcodecs-devel kconfig-devel kconfigwidgets-devel ki18n-devel kcrash-devel kdbusaddons-devel kdoctools-devel

    OktetaのGithubにアクセスして、ソースコードをダウンロードする。
    ダウンロードしたファイルを解凍する。
    tar xf okteta-<バージョン>.tar.gz
    cd okteta-<バージョン>

    Oktetaをビルドおよびインストールする。
    cmake --DCMAKE_PREFIX_INSTALL=<Oktetaのインストールディレクトリ>
    make -j $(nproc)
    make install

    Oktetaのデスクトップエントリファイルを作成する。
    vi ~/.local/share/applications/Okteta.desktop

    # ~/.local/share/applications/Okteta.desktopファイル
    [Desktop Entry]
    Type=Application
    Name=Okteta
    GenericName=Hex Editor
    Comment=Inspect and edit binary files
    Exec=/<Oktetaのインストールディレクトリ>/bin/okteta %U
    Icon=/<Oktetaのインストールディレクトリ>/share/icons/hicolor/128x128/apps/okteta.png
    Categories=Qt;KDE;Utility;X-KDE-Utilities-File;
    Keywords=binary;debug;
    StartupNotify=true
    Terminal=false
    StartupWMClass=okteta
    X-DocPath=okteta/index.html
    X-DBUS-StartupType=Multi
    X-DBUS-ServiceName=org.kde.okteta


GNOME Hex Editor (GNOME推奨)

GNOME Hex Editorは、バイナリファイルを読み込み、編集用に表示するために使用できるシンプルなバイナリエディタである。
16進数とASCIIの両方のフォーマットでバイナリファイルを表示および編集することができる。

表示は2列に分かれており、左の列に16進数、右の列にASCII文字が表示される。

  • パッケージ管理システムからインストールする場合
    sudo zypper install ghex

  • ソースコードからインストールする場合
    GNOME Hex Editorのビルドに必要なライブラリをインストールする。
    sudo zypper install meson ninja gtk4-devel gtk4-tools gobject-introspection-devel update-desktop-files python3-gi-docgen libadwaita-devel

    GNOME Hex EditorのGithubにアクセスして、ソースコードをダウンロードする。
    ダウンロードしたファイルを解凍する。
    tar xf ghex-<バージョン>.tar.gz
    cd ghex-<バージョン>

    GNOME Hex Editorをビルドおよびインストールする。
    meson build --prefix=<GNOME Hex Editorのインストールディレクトリ>
    ninja -C build
    ninja -C build install

    GNOME Hex Editorのデスクトップエントリファイルを作成する。
    vi ~/.local/share/applications/GNOME_Hex_Editor.desktop

    # ~/.local/share/applications/GNOME_Hex_Editor.desktopファイル
    [Desktop Entry]
    Type=Application
    Name=GNOME Hex Editor
    GenericName=Hex Editor
    Comment=Inspect and edit binary files
    Exec=/<GNOME Hex Editorのインストールディレクトリ>/bin/ghex %F
    Icon=/<GNOME Hex Editorのインストールディレクトリ>/share/icons/hicolor/scalable/apps/org.gnome.GHex
    Categories=GNOME;GTK;Development;
    Keywords=binary;debug;
    StartupNotify=true
    Terminal=false


wxHexEditor

wxHexEditorは、バイナリエディタとしても、低レベルのディスクエディタとしても使用できる。

ストレージやパーティションに問題がある場合、raw hexでセクタを編集して、ストレージやパーティションからデータを復元することができる。
パーティションテーブルを編集したり、ファイルシステムからファイルを手動で復元することができる。

サイズが大きいバイナリファイル、パーティション、デバイスを分析する場合、ストレージやパーティションをエクサバイトサイズまで編集することができる。

sudo zypper install wxhexeditor



Windows

HxD (推奨)

HxDは、高速なバイナリエディタであり、生ディスク編集とメインメモリ(RAM)の変更に加えて、あらゆるサイズのファイルを扱うことができる。
検索と置換、エクスポート、チェックサム / ダイジェスト、バイトパターンの挿入、ファイルシュレッダー、ファイルの連結と分割、統計等の機能を提供する。

テキストエディタと同様、ドライブやメモリはファイルと同じように全体が表示され、セクタや領域で区切られた表示とは対照的に、潜在的に一緒に存在するデータを切り離して表示する。
ドライブやメモリは、通常のファイルと同様に編集することができ、Undo / Redoもサポートされている。
メモリセクションは折りたたみ可能な領域を定義して、アクセスできないセクションはデフォルトで非表示になる。

HxDは、Windows XP以降のOSに対応する。

HxDの公式Webサイトにアクセスして、HxDをダウンロードする。
ダンロードしたファイルを解凍する。
HxDSetup.exeファイルが出力されるので、任意のフォルダに配置する。