インストール - VirtualBox

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2020年12月28日 (月) 08:29時点におけるWiki (トーク | 投稿記録)による版 (→‎VirtualBoxのインストール)
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概要

VirtualBoxは、x86およびAMD64 / Intel64仮想化製品である。
VirtualBoxは、非常に機能豊富な製品であるだけでなく、GNU General Public License(GPL) v2の条件の下でOSSとして無料で利用できる。
また、頻繁なリリースで積極的に開発されており、機能、サポートされるゲストOSが増え続けている。

CentOSおよびSUSEにおいて、VirtualBoxのインストール手順を記載する。


VirtualBoxのリポジトリの登録

Oracle Linux、Red Hatベース、SUSE向けのリポジトリが提供されている。
また、全てのrpmパッケージは署名されている。

CentOS

以下に、2通りのリポジトリの登録手順を記載する。

  • 手動で登録
    Oracleのrpmパッケージの公開鍵を公式Webサイトからダウンロードして、キーを追加する。
    sudo rpm --import oracle_vbox.asc

  • 自動登録
    以下のコマンドを実行して、ダウンロードと登録を同時に実行する。
    wget -q https://www.virtualbox.org/download/oracle_vbox.asc -O- | rpm--import-


登録した公開鍵となるフィンガープリントは、以下の通りである。

7B0F AB3A 13B9 0743 5925 D9C9 5442 2A4B 98AB 5139
Oracle Corporation(VirtualBoxアーカイブ署名キー)<info@virtualbox.org>


公開鍵をインポートした後、以下のコマンドを実行することで、パッケージの署名を確認することができる。

rpm --checksig PACKAGE_NAME


以下に示すURLからリポジトリファイルをダウンロードして登録する。

wget https://download.virtualbox.org/virtualbox/rpm/el/virtualbox.repo | sudo cp etc/yum.repos.d


SUSE

Oracleのrpmパッケージの公開鍵をダウンロードして、キーを追加する。

wget -q https://www.virtualbox.org/download/oracle_vbox.asc
sudo rpm --import oracle_vbox.asc


以下に示すURLからリポジトリファイルをダウンロードして登録する。
wget https://download.virtualbox.org/virtualbox/rpm/opensuse/virtualbox.repo | sudo cp /etc/zypp/repos.d


登録したリポジトリを更新する。

sudo zypper refresh



VirtualBoxのインストール

まず、依存関係のライブラリをインストールする。

sudo zypper install gcc make perl kernel-devel dkms


次に、VirtuaBoxをインストールする。

sudo zypper install virtualbox


または、Oracleの公式Webサイトから、VirtualBoxをダウンロードしてインストールする。

sudo zypper install VirtualBox-*.rpm


インストール完了後、VirtualBoxを使用するユーザをvboxusersグループに追加する。

sudo usermod -aG vboxusers $USER


最後に、Linuxをログアウトまたは再起動する。