PCB - 面付け
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概要
面付け (Panel layout, Array layout) とは、プリント基板の製造において、1枚の大きな基板材料 (原板) の中に、同じパターンの基板を複数個取りするレイアウト方法のことである。
製造効率と歩留まりの向上を図ることができる。
面付けの目的
- 製造効率の向上
- 1度の工程で複数の基板を同時に製造できる。
- コストの削減
- 材料の無駄を減らし、加工時間を短縮することでコストを下げる。
- 品質の均一化
- 同一条件で製造することにより、品質のばらつきを抑える。
- 取り扱いの容易さ
- 小さな基板を個別に処理するよりも、大きなパネルとして扱う方が製造工程で扱いやすい。
面付けのレイアウトを決める場合は、以下に示す要素を考慮する。
- 原板のサイズ制限
- 各基板間のマージン
- 加工時の基準となるアライメントマーク
- 切り離し用のスリットやタブ構造
- 検査用のテストパターン