「設定 - KVMのGPUパススルー」の版間の差分

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併せて、[https://github.com/virtio-win/virtio-win-pkg-scripts/blob/master/README.md virtio-winのGithub]または[https://fedorapeople.org/groups/virt/virtio-win/direct-downloads/ Fedoraの公式Webサイト]にアクセスして、virtio-win-<バージョン>.isoファイルもダウンロードする。<br>
併せて、[https://github.com/virtio-win/virtio-win-pkg-scripts/blob/master/README.md virtio-winのGithub]または[https://fedorapeople.org/groups/virt/virtio-win/direct-downloads/ Fedoraの公式Webサイト]にアクセスして、virtio-win-<バージョン>.isoファイルもダウンロードする。<br>
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==== Windows 7以外の場合 ====
# まず、<u>'''SUSE 15.1'''</u>を使用している場合は、<code>/etc/libvirt/qemu.conf</code>ファイルを開いて、nvramセクションを以下のように編集する。
# まず、<u>'''SUSE 15.1'''</u>を使用している場合は、<code>/etc/libvirt/qemu.conf</code>ファイルを開いて、nvramセクションを以下のように編集する。
#: <code>nvram = ["/usr/share/qemu/ovmf-x86_64.bin:/usr/share/qemu/ovmf-x86_64-code.bin"]</code>
#: <code>nvram = ["/usr/share/qemu/ovmf-x86_64.bin:/usr/share/qemu/ovmf-x86_64-code.bin"]</code>
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# VMに割り当てたばかりのグラフィックボードをディスプレイに接続し、[Begin Installation]ボタンを押下する。<br>全て正しく設定されていれば、そのディスプレイにVMが起動していることがわかる。
# VMに割り当てたばかりのグラフィックボードをディスプレイに接続し、[Begin Installation]ボタンを押下する。<br>全て正しく設定されていれば、そのディスプレイにVMが起動していることがわかる。
# Windows10をインストール画面の手順に従ってインストールする。<br>インストール完了後、Windows10のデバイスマネージャーを起動して、マウントされているvirtio-win-<バージョン名>.isoファイルから各種ドライバをインストールする。
# Windows10をインストール画面の手順に従ってインストールする。<br>インストール完了後、Windows10のデバイスマネージャーを起動して、マウントされているvirtio-win-<バージョン名>.isoファイルから各種ドライバをインストールする。
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==== Windows 7の場合 ====
# Virtual Machine Managerを起動して、新しいVMを作成する。<br>[Architecture Option]画面では、[Local Install Media]と[x86_64]を選択する。
# [Use ISO Imege]項目を選択して、Windows 7のISOファイルを選択する。
# VMに割り当てるメモリ容量とCPUのコア数を選択する。<br><u>この時、CPUの割り当てを<code>1</code>にする。</u>
# VMのディスクイメージを作成する。(既に定義されている場合は選択する。また、ディスク全体でも構わない。パスをそこに配置して、ホストにマウントされていないことを確認する)
# VMに名前を付けて、[Customize configuration before install]チェックボックスにチェックが入力されていることを確認して、[Finish]ボタンを押下する。
# VM構成画面(以降、メイン画面という)に移動する。<br>メイン画面左の[Overview]を選択して、[Chipset:]プルダウンおよび[Firmware:]プルダウンを以下の値に設定する。
#: <br>
#: ホストOSがSUSE 15.1の場合
#: [Chipset:] : i440FX
#: [Firmware:] : UEFI
#: <br>
#: ホストOSがSUSE 15.2以降かつゲストOSがWindows 7の場合
#: [Chipset:] : Q35
#: [Firmware:]は、以下のいずれかを選択する。
#: [Firmware:] : UEFI X86_64: ovmf-x86_64-smm-ms-code.bin
#: [Firmware:] : UEFI X86_64: ovmf-x86_64-smm-code.bin
#: <br>
# メイン画面左の[CPUs]で、[Configuration]項目の[Model: ]プルダウンから、[host-passthrough]を選択する。(プルダウンに存在しない場合は、<code>host-passthrough</code>と入力する)
# メイン画面左の[NIC 〜]で、[デバイスのモデル]プルダウンから[ハイパーバイザーのデフォルト]を選択する。
# [Add New Virtual Hardware]画面左の[Storage]を選択して、[管理]ボタンを押下して、<br>"KVM / QEMUのインストール"セクションでダウンロードしたvirtio-win-<バージョン名>.isoファイルを選択する。<br>[デバイスの種類]項目には、[CD-ROMデバイス]を選択する。
# [Add New Virtual Hardware]画面左の[USB Host Device]を選択して、キーボードとマウスを追加する。
# <u>分離されたGPUとサウンドカード(ここでは、PCIデバイス03:00.0とPCIデバイス03:00.1)は追加しないことに注意する。</u>
# VMに割り当てるGPUをディスプレイに接続し、[Begin Installation]ボタンを押下する。
# 仮想マシンのブート設定画面から、セキュアブートを無効に設定する。
# <u>設定を保存した後、すぐに仮想マシンをシャットダウンする。(まだ、Windows 7はインストールしない)</u>
# 仮想マシンの設定ファイル(XML拡張子)を、以下に示すように編集する。
#: <code>sudo virsh edit <仮想マシン名></code>
#: <br>
#: # 最初の行を変更する
#: <code><domain type='kvm' xmlns:qemu='http://libvirt.org/schemas/domain/qemu/1.0'></code>
#: <br>
#: # ファイルの最下行にある<code></devices></code>と<code></domain></code>の間に追記する
#: # (<code>host=03:00.0</code>の箇所は、必要に応じてユーザの環境に合わせること)
#: <br>
#: <code><qemu:commandline></code>
#: <code>  <qemu:arg value='-device'/></code>
#: <code>  <qemu:arg value='vfio-pci,host=03:00.0,id=hostpci0.0,bus=pcie.0,addr=0x10.0,multifunction=on'/></code>
#: <code>  <qemu:arg value='-device'/></code>
#: <code>  <qemu:arg value='vfio-pci,host=03:00.1,id=hostpci0.1,bus=pcie.0,addr=0x10.1'/></code>
#: <code>  <qemu:arg value='-cpu'/></code>
#: <code>  <qemu:arg value='host,kvm=off,hv_vendor_id=null'/></code>
#: <code>  <qemu:arg value='-machine'/></code>
#: <code>  <qemu:arg value='q35,kernel_irqchip=on'/></code>
#: <code></qemu:commandline></code>
#: <br>
# 次に、libvirtdおよびQEMUの設定ファイル(/etc/libvirt/qemu.confファイル)の最下行に、以下に示す設定を追記する。
#: <code>sudo vi /etc/libvirt/qemu.conf</code>
#: <br>
#: <code>cgroup_device_acl = [</code>
#: <code>  "/dev/null", "/dev/full", "/dev/zero",</code>
#: <code>  "/dev/random", "/dev/urandom",</code>
#: <code>  "/dev/ptmx", "/dev/kvm",</code>
#: <code>  "/dev/vfio/20", "/dev/vfio/vfio"</code>
#: <code> ]</code>
#: <br>
# libvirtデーモンを再起動する。
#: <code>sudo systemctl restart libvirtd</code>
#: <br>
# Windows 7をインストール画面の手順に従ってインストールする。<br>インストール完了後、Windows 7のデバイスマネージャーを起動して、マウントされているvirtio-win-<バージョン名>.isoファイルから各種ドライバをインストールする。
# Windowsアップデートを行う。
# NVidiaのGPUドライバをインストールする。
# 不要であれば、使用しないデバイス(タブレット、ディスプレイスパイス、コンソール、チャンネルスパイス、ビデオQXL等)を全て削除する。
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