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細 (文字列「<source lang="python">」を「<syntaxhighlight lang="python">」に置換) |
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7行目: | 7行目: | ||
タプルを作成するには丸括弧()を使用する。この中に、カンマで要素を区切る。<br> | タプルを作成するには丸括弧()を使用する。この中に、カンマで要素を区切る。<br> | ||
タプル名 = (要素1, 要素2, 要素3, ...)という形になる。また、空のタプルを作成するには、丸括弧()のみで宣言する。<br> | タプル名 = (要素1, 要素2, 要素3, ...)という形になる。また、空のタプルを作成するには、丸括弧()のみで宣言する。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
t1 = (1, 3, 5, 3, 7, 5) | t1 = (1, 3, 5, 3, 7, 5) | ||
t2 = 2, 7, 8, 3, 9, 1 | t2 = 2, 7, 8, 3, 9, 1 | ||
24行目: | 24行目: | ||
タプルも要素にインデックスが割り当てられている。<br> | タプルも要素にインデックスが割り当てられている。<br> | ||
このインデックスを使用して、要素を抽出・スライスすることができる。<br> | このインデックスを使用して、要素を抽出・スライスすることができる。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
t = (10, 20, 30, 40, 50, 60, 70, 80, 90, 100) | t = (10, 20, 30, 40, 50, 60, 70, 80, 90, 100) | ||
print(t[2]) | print(t[2]) | ||
35行目: | 35行目: | ||
<br> | <br> | ||
要素が1つだけのタプルを作成する場合、後ろにカンマを付けることでタプルと認識する。<br> | 要素が1つだけのタプルを作成する場合、後ろにカンマを付けることでタプルと認識する。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
x = (200,) | x = (200,) | ||
y = 300, | y = 300, | ||
51行目: | 51行目: | ||
タプルには、index関数とcount関数がある。<br> | タプルには、index関数とcount関数がある。<br> | ||
以下の例では、index関数はタプルの要素にある整数値2が1番目のインデックスに存在し、count関数はタプルの要素に整数値4が3つあることを表す。<br> | 以下の例では、index関数はタプルの要素にある整数値2が1番目のインデックスに存在し、count関数はタプルの要素に整数値4が3つあることを表す。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
t = (1, 2, 4, 6, 8, 5, 2, 7, 4, 4) | t = (1, 2, 4, 6, 8, 5, 2, 7, 4, 4) | ||
print(t.index(2)) | print(t.index(2)) | ||
64行目: | 64行目: | ||
タプルは要素の操作はできないが、タプル同士の結合を行うことができる。<br> | タプルは要素の操作はできないが、タプル同士の結合を行うことができる。<br> | ||
以下の例では、2つのタプルのそれぞれの要素が、1つのタプルの要素として結合されている。<br> | 以下の例では、2つのタプルのそれぞれの要素が、1つのタプルの要素として結合されている。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
t1 = (1, 2, 3) | t1 = (1, 2, 3) | ||
t2 = (10, 20, 30) | t2 = (10, 20, 30) | ||
74行目: | 74行目: | ||
<br> | <br> | ||
また、タプルの要素はリストを持つことができるが、要素としてリストを変更することはできないが、リストの中の要素の変更はすることができる。<br> | また、タプルの要素はリストを持つことができるが、要素としてリストを変更することはできないが、リストの中の要素の変更はすることができる。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
t = ([2, 4, 6], [1, 3, 5]) | t = ([2, 4, 6], [1, 3, 5]) | ||
# t[0] = 100 シンタックスエラー | # t[0] = 100 シンタックスエラー | ||
86行目: | 86行目: | ||
tuple関数を使用すると、他のデータ型からタプルを作成することができる。<br> | tuple関数を使用すると、他のデータ型からタプルを作成することができる。<br> | ||
以下の例では、リストをタプルに変換している。<br> | 以下の例では、リストをタプルに変換している。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
lang = ["Python", "JavaScript", "Swift"] | lang = ["Python", "JavaScript", "Swift"] | ||
print(tuple(lang)) | print(tuple(lang)) | ||
101行目: | 101行目: | ||
変数のそれぞれの位置とタプルの値が対応しているのが分かる。(これをタプルのアンパックと呼ぶ)<br> | 変数のそれぞれの位置とタプルの値が対応しているのが分かる。(これをタプルのアンパックと呼ぶ)<br> | ||
いくつでも対応させることができるが、変数が多くなると可読性が落ちる。<br> | いくつでも対応させることができるが、変数が多くなると可読性が落ちる。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
lang = ("Python", "JavaScript", "Swift") | lang = ("Python", "JavaScript", "Swift") | ||
Py, JS, Sw = lang | Py, JS, Sw = lang |