「Linuxコマンド - cut」の版間の差分

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また、出力側の区切り文字の文字数は自由である。<br>
また、出力側の区切り文字の文字数は自由である。<br>
  cut -d ":" -f 1,7 --output-delimiter=" --- " /etc/passwd
  cut -d ":" -f 1,7 --output-delimiter=" --- " /etc/passwd
<br><br>
== cutコマンドを使用したフィルタリング ==
==== 特定のフィールドを切り出す ====
テキストファイル等からNフィールド目を切り出す処理やN〜Mフィールド目を切り出す処理等は、<code>cut</code>コマンドを使用する。<br>
<br>
以下の3つの例では、<code>cut</code>コマンドの<code>-d</code>オプションを付加して、特定のフィールドを切り出している。<br>
<br>
Nフィールド目を切り出す。<br>
cut -d'デリミタ' -f<N>
<br>
Nフィールド目とMフィールド目を切り出す。<br>
cut -d'デリミタ' -f<N>,<M>
<br>
N〜Mフィールド目を切り出す。<br>
cut -d'デリミタ' -f<N>-<M>
<br>
フィールド間の区切り文字となるデリミタと、切り出すフィールド番号を指定することにより、<br>
指定したデリミタによって区切られた特定のフィールドを切り出すことができる。<br>
<br>
デリミタを指定しない場合は、標準でタブが区切り文字として使用される。<br>
また、デリミタに,(カンマ)を指定して、CSVファイルから特定のフィールドを切り出す処理を簡単に行うことができる。<br>
<br>
スペース区切りの2フィールド目を切り出す。<br>
cut -d' ' -f2
echo 'field1 field2 field3 field4 field5' | cut -d' ' -f2
field2
<br>
カンマ区切りの1フィールド目と3フィールド目を切り出す。<br>
cut -d',' -f1,3
echo "field1,field2,field3,field4,field5" | cut -d"," -f1,3
field1,field3
<br>
カンマ区切りの2フィールド目から4フィールド目を切り出す。<br>
cut -d',' -f2-4
echo "field1,field2,field3,field4,field5" | cut -d"," -f2-4
field2,field3,field4
<br>
カンマ区切りの3フィールド目以降を切り出す。<br>
cut -d',' -f3-
echo "field1,field2,field3,field4,field5" | cut -d"," -f3-
field3,field4,field5
<br>
タブ区切りの2フィールド目から5フィールド目を切り出す。<br>
<code>cut</code>コマンドは、標準でタブがデリミタとして使用されるため、タブを区切り文字に使用する場合は<code>-d</code>オプションを省略する。<br>
cut -f2-5
echo -e "field1\tfield2\tfield3\tfield4\tfield5" | cut -f2-5
field2  field3  field4  field5
<br>
==== 特定の位置の文字を切り出す ====
テキストファイル等からN文字目の文字を切り出す処理やN〜M文字目の文字を切り出す処理等は、<code>cut</code>コマンドを使用する。<br>
<br>
以下の3つの例では、<code>cut</code>コマンドの<code>-c</code>オプションを付加して、特定の位置の文字を切り出す。<br>
<code>cut</code>コマンドに切り出す文字の位置を指定することで、文字列の中から特定の位置の文字のみを切り出すことができる。<br>
<br>
N文字目の文字を切り出す。<br>
cut -c<N>
<br>
N文字目とM文字目の文字を切り出す。<br>
cut -c<N>,<M>
<br>
N〜M文字目の文字を切り出す。<br>
cut -c<N>-<M>
<br>
3文字目を切り出す。<br>
cut -c3
echo "1234567" | cut -c3
3
<br>
1文字目と3文字目を切り出す。<br>
cut -c1,3
echo "1234567" | cut -c1,3
13
<br>
2〜4文字目を切り出す。<br>
cut -c2-4
echo "1234567" | cut -c2-4
234
<br>
3文字目以降を切り出す。<br>
cut -c3-
echo "1234567" | cut -c3-
34567
<br><br>
<br><br>


__FORCETOC__
__FORCETOC__
[[カテゴリ:CentOS]][[カテゴリ:SUSE]][[カテゴリ:Raspberry_Pi]]
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