「マイコンの基礎 - デカップリングコンデンサ」の版間の差分

編集の要約なし
編集の要約なし
 
4行目: 4行目:
マイコンから輻射されるノイズを低減したり、入力されるノイズをバイパスする目的で、電源端子とGND端子間に挿入する。<br>
マイコンから輻射されるノイズを低減したり、入力されるノイズをバイパスする目的で、電源端子とGND端子間に挿入する。<br>
また、電源電圧のリプル(変動)を防ぐ平滑化の目的もある。(下図を参照)<br>
また、電源電圧のリプル(変動)を防ぐ平滑化の目的もある。(下図を参照)<br>
 
[[ファイル:MCU Decoupling Capacitor 1.jpg|フレームなし|中央]]
<center>図. 電源ラインのノイズとリプル</center><br>
<center>図. 電源ラインのノイズとリプル</center><br>
<br>
<br>
38行目: 38行目:
"各電源端子に、複数のセラミックコンデンサ(100[nF])と1つのタンタルまたはセラミックコンデンサ(4.7[μF]〜typ.10[μF])を接続する"と記述がある。<br>
"各電源端子に、複数のセラミックコンデンサ(100[nF])と1つのタンタルまたはセラミックコンデンサ(4.7[μF]〜typ.10[μF])を接続する"と記述がある。<br>
また、下図に示すような推奨回路も記載されている。<br>
また、下図に示すような推奨回路も記載されている。<br>
 
[[ファイル:MCU Decoupling Capacitor 2.jpg|フレームなし|中央]]
<center>図. デカップリングコンデンサの推奨回路レイアウト</center><br>
<center>図. デカップリングコンデンサの推奨回路レイアウト</center><br>
<br>
<br>
57行目: 57行目:
回路図では、デカップリングコンデンサは電源回路の部分にまとめて記述されているが、実際のPCBでまとめて配置してはならない。<br>
回路図では、デカップリングコンデンサは電源回路の部分にまとめて記述されているが、実際のPCBでまとめて配置してはならない。<br>
できるだけ、マイコンの電源端子の近くに配置する。<br>
できるだけ、マイコンの電源端子の近くに配置する。<br>
 
[[ファイル:MCU Decoupling Capacitor 3.jpg|フレームなし|中央]]
<center>図. コンデンサの配置例<br>左は悪い配置 右が良い配置</center><br>
<center>図. コンデンサの配置例<br>左は悪い配置 右が良い配置</center><br>
<br>
<br>
76行目: 76行目:
*: マイコンメーカーに問い合わせてもよいが、もし、マイコンの使用例において、1つの電源端子だけコンデンサの数が多い場合、
*: マイコンメーカーに問い合わせてもよいが、もし、マイコンの使用例において、1つの電源端子だけコンデンサの数が多い場合、
*: その端子が内蔵レギュレータの入り口に最も近い電源端子の可能性が高いと考えられる。
*: その端子が内蔵レギュレータの入り口に最も近い電源端子の可能性が高いと考えられる。
 
[[ファイル:MCU Decoupling Capacitor 4.jpg|フレームなし|中央]]
<center>図. 内蔵レギュレータがある場合のコンデンサの配置例</center><br>
<center>図. 内蔵レギュレータがある場合のコンデンサの配置例</center><br>
<br><br>
<br><br>