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== | == KVMを使用した仮想マシンのスナップショット == | ||
===== スナップショットの概要 ===== | ===== スナップショットの概要 ===== | ||
KVMにおけるスナップショットとは、仮想マシンのある時点の状態を保持する機能である。<br> | KVMにおけるスナップショットとは、仮想マシンのある時点の状態を保持する機能である。<br> | ||
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# 出力例 | # 出力例 | ||
MariaDB_KVM_SUSE | MariaDB_KVM_SUSE | ||
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== QEMUを使用した仮想マシンのスナップショット == | |||
==== スナップショットの作成 ==== | |||
QEMUのスナップショットは、元のイメージの変更を回避するために、Redirect-on-Writeを使用して元のイメージを参照するイメージである。<br> | |||
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SUSE_15_2.qcow2という既存のイメージのスナップショットを作成する場合、<br> | |||
<code>-b</code>フラグを使用して新しいQCow2ファイルを作成して、バッキングファイルを示す。<br> | |||
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新しいイメージは元のイメージの読み取り / 書き込みスナップショットとなる。<br> | |||
スナップショットイメージ(SUSE_15_2_Snapshot.qcow2)への変更は、SUSE_15_2.qcow2には反映されない。<br> | |||
qemu-img create -f qcow2 -b SUSE_15_2.qcow2 SUSE_15_2_Snapshot.qcow2 | |||
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この時、SUSE_15_2_Snapshot.qcow2に対してQEMUを実行する。<br> | |||
バッキングファイル(SUSE_15_2.qcow2)に変更を加えると、このスナップショットイメージ(SUSE_15_2_Snapshot.qcow2)が破損する。<br> | |||
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==== 以前のバージョンに戻る ==== | |||
スナップショットイメージは、1度変更すると元の状態に戻すことはできない。<br> | |||
代わりに、最初のスナップショットイメージ(この例では、SUSE_15_2_Snapshot.qcow2)を削除して、<br> | |||
再度、ベースイメージの別のスナップショットイメージを作成して、新しいQCow2ファイルの使用する。<br> | |||
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==== バッキングファイルの変更 ==== | |||
ベースイメージ(この例では、SUSE_15_2.qcow2)に変更を加えると、スナップショットが破損する。<br> | |||
元のイメージを実行および変更する前に、必ずスナップショットを削除する。<br> | |||
以下のコマンドを使用して、バッキングファイルを確認する。<br> | |||
qemu-img SUSE_15_2_Snapshot.qcow2 | |||
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==== 一時的なスナップショット ==== | |||
QEMUは一時的なスナップショットもサポートしており、ユーザは個別のQCow2ファイルを明示的に作成する必要はない。<br> | |||
<code>-snapshot</code>フラグを使用すると、実行中に仮想マシンに加えられた変更は、全て一時ファイルに書き込まれ、<br> | |||
仮想マシンがオフになると自動的に破棄される。<br> | |||
この時、元のQCow2ファイルへの変更は保存されない。<br> | |||
qemu -hda SUSE_15_2.qcow2 -snapshot | |||
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