「マイコンの基礎 - 割り込みハンドラ」の版間の差分

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(ページの作成:「== 概要 == 割り込みとは、何かしらのイベントをきっかけに、現在実行しているプログラムを一時的に中断して、そのイベント…」)
 
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タイマはオーバーフロー、アンダーフローした際の時間に関係する処理や、コンペアマッチ、インプットキャプチャのイベントが発生した際の処理も行う。<br>
タイマはオーバーフロー、アンダーフローした際の時間に関係する処理や、コンペアマッチ、インプットキャプチャのイベントが発生した際の処理も行う。<br>
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下図に、代表的な割り込みハンドラの種類と処理の概要を示す。実際の処理内容は、ユーザのアプリケーションで異なる。<br>
下表に、代表的な割り込みハンドラの種類と処理の概要を示す。実際の処理内容は、ユーザのアプリケーションで異なる。<br>
 
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. 割り込みハンドラの処理内容<br>
<center>'''表. 割り込みハンドラの処理内容'''</center>
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{| class="wikitable"
|-
! ペリフェラル !! 割り込み要因 !! 処理内容例
|-
| rowspan="4" | 汎用タイマ
| カウンタのオーバーフロー
| rowspan="2" | 時間に同期した処理を行う。(タスクのタイムベース処理等)
|-
| カウンタのアンダーフロー
|-
| インプットキャプチャ || キャプチャしたカウンタの値を読み取る。
|-
| コンペアマッチ || 一致を確認した時のイベント(GPIOのセット、リセット、反転等)を生成する。
|-
| rowspan="2" | 時計用タイマ
| 一定時間(1秒等)のカウント || 時計表示の更新
|-
| タイムスタンプ || 時刻データの取り込み
|-
| 端子 || 外部端子の割り込み || ボタン入力の処理(LED点灯、タスクスタート等)
|-
| rowspan="2" | ADC
| 変換終了 || 変換データの取り込み
|-
| エラー || エラーが発生した変換を再スタート
|-
| rowspan="2" | DMA
| 転送完了 || 転送データを処理する。(演算、シフト、移動等)
|-
| エラー || エラーが発生したデータを再転送する。
|-
| rowspan="3" | 通信<br>(UART、SPI等)
| 受信完了 || 受信データの割り込み
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| 送信完了 || 送信データのセット
|-
| エラー || エラー処理(データの再送または再受信等)
|-
| 暗号化回路 || 暗号化処理の完了 || 暗号化されたデータの取り込み
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| LCD回路 || フレーム開始割り込み || LCD RAMのデータの更新時にソフトウェアを同期させる。
|}
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