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細 (Wiki がページ「テクニック - 関数やクラスを個別にusingする方法(C++)」を「C++の基礎 -using」に、リダイレクトを残さずに移動しました) |
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== 概要 == | == 概要 == | ||
usingには、using宣言 (using declaration)、および、using指令 (using directive) の2つがある。<br> | |||
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ちなみに、usingディレクティブを用いてusing namespace std;と記述すれば、std名前空間の全てのメンバの省略記法が一括で利用可能になるが、<br> | これらは異なる用途で使用される。<br> | ||
若干危険であるため(参考 : [http://marycore.jp/prog/cpp/de-using-namespace-std/ usingディレクティブ|using namespace std; の危険性と注意点・代替案])、個別に宣言する方法を推奨する。<br> | <br> | ||
* using宣言 | |||
*: 特定の名前をスコープに導入する際に使用する。 | |||
*: 例えば、<code>using std::cout;</code>のように記述し、特定の要素のみを現在のスコープで使用可能にする。 | |||
*: <br> | |||
* using指令 | |||
*: 名前空間全体をスコープに導入する際に使用する。 | |||
*: 例えば、<code>using namespace std;</code>のように記述し、指定した名前空間内の全ての要素を現在のスコープで使用可能にする。 | |||
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これらの機能は、ソースコードの可読性と保守性の向上に寄与する。<br> | |||
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また、型指定が可能なstd::vectorやstd::map等のテンプレートクラスも個別に宣言することができる。<br> | |||
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<u>ちなみに、usingディレクティブを用いてusing namespace std;と記述すれば、std名前空間の全てのメンバの省略記法が一括で利用可能になるが、</u><br> | |||
<u>若干危険であるため (参考 : [http://marycore.jp/prog/cpp/de-using-namespace-std/ usingディレクティブ|using namespace std; の危険性と注意点・代替案])、個別に宣言する方法を推奨する。</u><br> | |||
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