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*: ハードコードされたパス (/usr/lib64等) は、異なるシステムや環境では正しくない可能性がある。 | *: ハードコードされたパス (/usr/lib64等) は、異なるシステムや環境では正しくない可能性がある。 | ||
*: Pkg-configを使用するメリットの1つは、システム間の違いを抽象化できることである。 | *: Pkg-configを使用するメリットの1つは、システム間の違いを抽象化できることである。 | ||
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==== カスタムディレクトリを指定する場合 ==== | |||
非標準のライブラリ配置、例えば任意のディレクトリにライブラリをインストールしている場合、Pkg-configの設定と直接のライブラリパス指定を組み合わせる必要がある。<br> | |||
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以下の例では、$HOMEディレクトリにインストールされたSystemdライブラリを使用している。<br> | |||
この場合、該当するディレクトリにライブラリのpcファイルが存在するかどうかを確認すること。<br> | |||
<syntaxhighlight lang="make"> | |||
# 環境変数$HOMEの値を取得 | |||
HOME = $$(HOME) | |||
# Pkg-configのパスを設定 | |||
# カスタムのPpkg-config設定を指定して、該当ディレクトリにある.pcファイルを検索するようPkg-configに指示する | |||
QMAKE_PKG_CONFIG = PKG_CONFIG_PATH=$$HOME/lib/pkgconfig pkg-config | |||
# Pkg-configを使用 | |||
# pkg-configを使用してlibsystemdの設定を取得する | |||
CONFIG += link_pkgconfig | |||
PKGCONFIG += libsystemd | |||
# インクルードパスを追加 | |||
# コンパイラにカスタムインクルードディレクトリを追加する | |||
INCLUDEPATH += $$HOME/include | |||
# リンカにカスタムライブラリパスとリンクするライブラリを指定する | |||
LIBS += -L$$HOME/lib -lsystemd | |||
</syntaxhighlight> | |||
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