インストール - Mono

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概要

MonoDevelop (Xamarin Studioとも呼ばれる)は、Monoプラットフォーム上で動作するオープンソースのIDEである。
MonoとGTKが対応する環境であれば、OSを問わず動作可能である。

ただし、公式にサポートされるOSは、Ubuntu 14.04以降およびDebian / Raspbian 8以降、RHEL/CentOS 6以降に限られる。

また、Ubuntu 20.04以降では18.04用のリポジトリを流用してインストールを行う。
RHEL / CentOS 8以降に関しても前者と同様、CentOS 7向けのリポジトリを流用する形でインストール可能である。

ただし、MonoDevelopは、2021年10月5日に開発が止まっている。


Monoのリポジトリを追加

この手順は、MonoDevelopの公式Webサイトにも記載されている。

# RHEL
sudo dnf install yum-utils
sudo rpm --import "http://keyserver.ubuntu.com/pks/lookup?op=get&search=0x3FA7E0328081BFF6A14DA29AA6A19B38D3D831EF"
su -c 'curl https://download.mono-project.com/repo/centos8-vs.repo | tee /etc/yum.repos.d/mono-centos8-vs.repo'



EPELリポジトリを追加

GTK#やGNOME#等のMonoのライブラリはEPELに存在するので、EPELリポジトリを追加する。
同様に、NuGet(パッケージ復元等で必要)もインストールする。(こちらもEPELリポジトリに存在する)

sudo dnf install epel-release
sudo dnf install nuget



Monoのインストール

Monoと付属ライブラリをインストールする。

sudo dnf install mono-complete



MonoDevelopのインストール

MonoDevelopをインストールする。
EPELリポジトリを追加していない場合はエラーになるので注意する。

sudo dnf install monodevelop



MonoDevelopの設定

MonoDevelopの起動スクリプトを書き換える。
GNOMEを使用している場合、環境変数GNOME_DESKTOP_SESSION_IDのせいで、コンソールアプリケーションのデバッグが失敗する。
/usr/bin/monodevelopファイルの2行目あたりに以下の設定を追加して、この問題を回避する。

unset GNOME_DESKTOP_SESSION_ID


次に、xtermをインストールする。
xtermは、MonoDevelop上でコンソールアプリケーションをデバッグする場合に必要となる。

sudo dnf install xterm


最後に、レジストリ保存ディレクトリを作成する。
初期設定では、レジストリを保存するディレクトリが存在しない。
このディレクトリが存在しないと、MonoDevelopでASP.NETプロジェクト等をデバッグする場合、エラーとなる。

sudo mkdir /etc/mono/registry
sudo chmod a+rw /etc/mono/registry/