インストール - DCP-J940Nドライバ

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DCP-J940ドライバのダウンロード

こちらの公式サイトから、DCP-J940NのLinux簡易インストーラをダウンロードする。


DCP-J940Nドライバのインストール

LPR(LPD)プリンタドライバ

  1. USBケーブルを使用する場合、プリンタとLinux PCをUSBケーブルで接続する。
  2. Brotherの公式Webサイトから、LPR(LPD)プリンタドライバをダウンロードしてインストールする。
    sudo rpm -Uvh --nodeps dcpj940nlpr-<バージョン名>.i386.rpm
    または
    sudo zypper install ./dcpj940nlpr-<バージョン名>.i386.rpm

  3. LPR(LPD)プリンタドライバのインストール完了後、自動的にポートがUSBに設定される。
    Linux PCから正常に印刷ができるかどうか確認する。
    パラレルインターフェースのみの製品の場合、ポートはパラレルに設定される。

  4. ネットワークポートまたはパラレルポートを使用する場合は、/etc/printcapファイルを編集する。(CentOSの場合は、/etc/printcap.localファイル)
    ただし、CUPSシステムを使用する場合は、このファイルを編集する必要はない。
    sudo vi /etc/printcap
    または
    sudo vi /etc/printcap.local

    • ネットワークポートの場合
      :rm=<IPアドレス>\
      :rp=lp\

    • パラレルポートの場合
      :lp=/dev/lp0

    • USBポートの場合
      :lp=/dev/usb/lp0

  5. 最後に、LPR(LPD)プリントサービスを再起動する。
    /etc/init.d/lpd restart


Linux簡易インストーラ

  1. USBケーブルを使用する場合は、DCP-J940NとLinux PCをUSBで接続する。
  2. Brotherの公式Webサイトから、Linux簡易ツールをダウンロードする。

  3. Linux簡易ツールを解凍して実行する。
    この時、インターネットが利用できる状態で実行する。
    gunzip linux-brjprinter-installer-<バージョン名>-x.gz
    sudo ./linux-brjprinter-installer-<バージョン名> DCP-J940N

  4. インストール時において、DeviceURIを指定する。
    • USBポートを使用する場合は、Nを選択する。
    • ネットワークポートを使用する場合は、Yを選択後、DeviceURIの一覧から番号8を選択して、DCP-J940NのIPアドレスを入力する。

  5. 正常にインストールされているかどうか確認するため、プリンタのテスト印刷を行う。


スキャナドライバ

  1. Brotherの公式Webサイトから、スキャナドライバをダウンロードしてインストールする。
  2. ネットワークポートで接続する場合、ファイアウォールのポートを解放する。
    受信(インバウンド接続) ポート番号 : 54925 プロトコル : UDP
    sudo firewall-cmd --permanent --add-port=54925/udp
    sudo firewall-cmd --reload

    送信(アウトバウンド接続) ポート番号 : 54921 プロトコル : TCP
    sudo firewall-cmd --permanent --add-port=54921/tcp
    sudo firewall-cmd --reload

  3. スキャナドライバをインストールする。
    sudo rpm -Uvh brscan<バージョン名>.x86_64.rpm
    または
    sudo zypper install ./brscan<バージョン名>.x86_64.rpm

  4. ネットワークポートで接続する場合、ネットワークスキャナを登録する。

    使用するスキャナドライバにより、コマンド名は、以下のいずれかとなる。
    各スキャナドライバに合わせてコマンドを選択すること。
    • brsaneconfig(brscanドライバ)
    • brsaneconfig2(brscan2ドライバ)
    • brsaneconfig3(brscan3ドライバ)
    • brsaneconfig4(brscan4ドライバ)
    • brsaneconfig5(brscan5ドライバ)

    brsaneconfig4 -a name=<任意のスキャナの名前> model=DCP-J940N ip=<スキャナのIPアドレス>

  5. Krita、XSane、GIMP等を起動して、テストスキャンを実施する。


スキャンキーツール

  1. Brotherの公式Webサイトから、スキャンキーツールをダウンロードしてインストールする。
    sudo rpm -Uvh brscan-skey-<バージョン名>.x86_64.rpm
    または
    sudo zypper install ./brscan-skey-<バージョン名>.x86_64.rpm



スキャナの使用

DCP-J940Nのスキャナ機能を利用する場合は、スキャナソフトウェアをインストールして使用する。

Scanliteをインストールする場合

sudo zypper install skanlite


Simple Scanをインストールする場合

  • パッケージ管理システムからインストールする場合
    sudo zypper install simple-scan

  • ソースコードからインストールする場合
    ビルドに必要な依存関係のライブラリをインストールする。
    CentOSの場合
    sudo yum install meson vala gettext itstool fribidi-devel gtk3-devel gobject-introspection-devel \
    libgusb-devel colord-devel PackageKit-glib-devel libwebp-devel sane-backends-devel git
    SUSEの場合
    sudo zypper install meson vala gettext itstool fribidi-devel gtk3-devel gobject-introspection-devel \
    libgusb-devel libcolord-devel libpackagekit-glib2-devel libwebp-devel sane-backends-devel git

    Simple Scanのソースコードをダウンロードする。
    git clone https://gitlab.gnome.org/GNOME/simple-scan.git
    cd simple-scan

    Simpla Scanをビルドおよびインストールする。
    meson --prefix <Simple Scanのインストールディレクトリ> build
    ninja -C build all install

    ~/.profileファイル等に、環境変数を追記する。
    vi ~/.profile
    export PATH="/<Simple Scanのインストールディレクトリ>/bin:$PATH"
    export LD_LIBRARY_PATH="/<Simple Scanのインストールディレクトリ>/lib/x86_64-linux-gnu:$LD_LIBRARY_PATH"

    Simple Scanを実行する。
    XDG_DATA_DIRS=/<Simple Scanのインストールディレクトリ>/share:$XDG_DATA_DIRS /<Simple Scanのインストールディレクトリ>/bin/simple-scan


XSaneをインストールする場合

sudo zypper install xsane


VueScanをインストールする場合

スキャナソフトウェアとしてVueScanをインストールする場合、VueScanの公式Webサイトにアクセスしてダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍して、インストールディレクトリに配置する。

tar xf vuescan-*.tgz
cp vuescan-* <VueScanのインストールディレクトリ>


VueScanのデスクトップエントリファイルを作成する。

vi ~/.local/share/applications/VueScan.desktop


~/.local/share/applications/VueScan.desktop

[Desktop Entry]
Version=1.0
Type=Application
Name=VueScan
GenericName=Scanner Tool
Comment=Scanner Tool
Exec=/home/suse/InstallSoftware/VueScan/vuescan %F
Icon=/home/suse/InstallSoftware/VueScan/vuescan.png
Terminal=false
StartupNotify=true
Categories=Utility;
MimeType=