設定 - KDE
概要
便利なソフトウェア
- qBitTorrent
sudo zypper install qbittorrent
- KolourPaint
sudo zypper install kolourpaint
- Krita
- 公式WebサイトからAppImageファイルをダウンロードして使用する。
- または、以下のコマンドを実行してインストールする。
sudo zypper install krita
- Kdenlive
sudo zypper install Kdenlive
- Ksnip
- 以下に示すSourceforgeのWebサイトから、Ksnipをダウンロードする。
- https://sourceforge.net/projects/ksnip
- または、以下のコマンドを実行して、Ksnipをインストールする。
sudo zypper install ksnip
KDEの設定
システム設定
初期設定では、マウスのシングルクリックでディレクトリやファイルを開く。
この設定をダブルクリックに変更する場合は、[KDE システム設定] - [ワークスペースの挙動] - [ワークスペース]で設定できる。
Klipperの無効
KDE向けのクリップボードソフトウェアであるKlipperを停止する場合は、タスクバーを右クリックして、[Editパネル]を選択する。
マウスカーソルをシステムトレイ付近に移動すると、[システムトレイ]ポップアップが表示されるので、[設定]を選択する。
[システムトレイの設定]画面右にある[システムサービス]項目 - [クリップボード]プルダウン - [Disabled]を選択して、Klipperを無効化する。
タスクバーの位置の変更
タスクバーを右クリックして[Editパネル...]を選択する。
[スクリーンエッジ]ボタンをドラッグしながら、画面の上下左右の端に移動することにより、タスクバーの位置を変更することができる。
System Informationの表示の変更
[KDEシステム設定]の[System Information]の画像とタイトルを変更するには、
まず、以下のコマンドを実行して、設定ディレクトリの場所を確認する。(一般的には、/etc/xdgディレクトリである)
echo $XDG_CONFIG_DIRS
次に、環境変数$XDG_CONFIG_DIRSで表示されたディレクトリに、kcm-about-distrorcファイルを以下の内容で作成する。
以下の例では、SLE15 SP3向けの設定である。
画像ファイルは、/usr/share/iconsディレクトリに配置する。
sudo vi $XDG_CONFIG_DIRS/kcm-about-distrorc
# $XDG_CONFIG_DIRS/kcm-about-distrorcファイル [General] Name=SUSE Linux Enterprise LogoPath=/usr/share/icons/SUSE_Logo.png Website=https://www.suse.com/ Version=15 Variant=ServicePack 3
[KDEシステム設定]から[System Information]を選択して、画像や文字が変更されているか確認する。
テーマの変更
Plasmaテーマ
Plasmaテーマの設定方法を以下に示す。
- 方法 1
- ~/.local/share/plasma/desktopthemeディレクトリに配置する。
- 方法 2
- KDEシステム設定から[Plasmaスタイル] - [ファイルからインストール]ボタンを押下して、ダウンロードしたファイルを選択する。
- KDEシステム設定から[Plasmaスタイル] - [ファイルからインストール]ボタンを押下して、ダウンロードしたファイルを選択する。
- ROUNDED COLOR (推奨)
- Ocean
GTKテーマ
GTKテーマの設定方法を以下に示す。
- 方法 1
- ダウンロードしたファイルを解凍する。
- 解凍したディレクトリを、~/.local/share/themesディレクトリに配置する。
- KDEシステム設定から[アプリケーションスタイル] - [Configure GNOME/GTK Application Style] - [GTK2 theme]および[GTK3 theme]プルダウンから任意のテーマを選択する。
または
KDEシステム設定から[アプリケーションスタイル] - [Configure GNOME/GTK Application Style] - [Install From File]ボタンを押下して、任意のテーマを選択する。
- Cloudy SoftBlue Dark (推奨)
- Cloudy Dark Blue
SDDMテーマ
SDDMテーマの設定方法を以下に示す。
- 方法 1
- KDEシステム設定から[起動と終了] - [ログイン画面(SDDM)] - [テーマ]タブ - [ファイルからインストール]ボタンを押下して、解凍したファイルを選択する。
- 方法 2
- 解凍したファイルを、/usr/share/sddm/themesディレクトリに配置する。
sudo mv <SDDMテーマのディレクトリ名> /usr/share/sddm/themes
- 以下のコマンドを実行して、SDDMのテーマを設定する。
sudo sddm-greeter --theme /usr/share/sddm/themes/<SDDMテーマ>
- 方法 3
- 解凍したファイルを、~/.local/share/sddm/themesディレクトリに配置する。
mv <SDDMテーマのディレクトリ名> ~/.local/share/sddm/themes
- 以下のコマンドを実行して、SDDMのテーマを設定する。
sddm-greeter --theme ~/.local/share/sddm/themes/<SDDMテーマ>
- Nord SDDM (推奨)
- Breeze Noir Dark
- Breeze Noir Dark Blur
アイコンテーマ
アイコンテーマの設定方法を以下に示す。
- 方法 1
- 解凍したディレクトリを、/usr/share/iconsディレクトリに配置する。
- 次に、KDEシステム設定から[アイコン] - [ファイルからインストール]ボタンを押下して、解凍したファイルを選択する。
- 方法 2
- 解凍したディレクトリを、~/.iconsディレクトリに配置する。
- 次に、KDEシステム設定から[アイコン] - [ファイルからインストール]ボタンを押下して、解凍したファイルを選択する。
- 方法 3
- まず、解凍したディレクトリを、~/.local/share/iconsディレクトリに配置する。
- 次に、KDEシステム設定から[アイコン] - [ファイルからインストール]ボタンを押下して、解凍したファイルを選択する。
- Obsidian
- Delft
カーソルテーマ
カーソルテーマの設定方法において、KDEシステム設定から[カーソル] - [ファイルからインストール]ボタンを押下して、ダウンロードしたファイルを選択する。
以下に、カーソルテーマを記載する。
- Volantes Cursors (推奨)
その他の設定
起動時の仮想キーボード
画面起動時において、仮想キーボードが表示される場合がある。
もし、仮想キーボードを非表示にする場合は、/etc/sddm.conf.d/kde_settings.confファイルを、以下のように編集する。
# /etc/sddm.conf.d/kde_settings.confファイル [General] # ...略 InputMethod=
エラー対処
サスペンド / ハイバネード復帰時のUI崩れ
NVIDIA製のGPUを使用している場合、GPUのドライバのバグにより、サスペンド / ハイバネードの復帰時にUIの描画が崩れるときがある。
この時、以下のコマンドを実行することでUIを再描画する。(エイリアスに追加することを推奨する)
killall plasmashell; plasmashell > /dev/null 2>&1 & disown
また、任意のディレクトリに以下のシェルスクリプトとデスクトップエントリファイルを作成後、グローバルショートカットキーに登録してもよい。
# KDE-Plasma-Restart.shファイル
#!/usr/bin/env sh
killall plasmashell; plasmashell > /dev/null 2>&1 & disown
# ~/.local/share/applications/KDE-Plasma-Restart.desktopファイル [Desktop Entry] Type=Application Name=KDE Plasma Restart GenericName=KDE Plasma Setting Comment=KDE Plasma Restart Program Exec=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/Plasma/KDE-Plasma-Restart.sh %F Icon=/home/<ユーザ名>/.icons/SUSE.png Terminal=false Categories=Settings; MimeType=application
KDE 5におけるアプリケーションランチャーの日本語入力
KDE 5において、初期状態ではアプリケーションランチャーの日本語入力ができない。
そのため、以下の手順でibusを設定する必要がある。
まず、~/.profileファイルまたは~/.ximファイルを作成して、以下の設定を記述する。
# ~/.profileファイルまたは~/.ximファイル
# ibusの設定
export XMODIFIERS="@im=ibus"
export GTK_IM_MODULE=ibus
export QT_IM_SWITCHER=imsw-multi
export QT_IM_MODULE=ibus
LANG=ja_JP.UTF-8 ibus-daemon -dx
次に、パネル(システムトレイ)からibusのアイコンを右クリックして、[Configure Input Method]を選択する。
[IBusの設定]画面から、[一般]タブ - [フォントとスタイル]項目 - [プロパティーパネルを表示する]プルダウンから、[自動的に隠す]を選択する。
同様に、[IBusの設定]画面から、[詳細]タブ - [グローバル入力メソッドの設定]項目 - [すべてのアプリケーション間で同じ入力メソッドを共有する]チェックボックスにチェックを入力する。
PCを再起動または再ログインして、アプリケーションランチャーの日本語入力および変換候補ウインドウが出力されるか確認する。
スケーリング時におけるKonsoleおよびYakuakeのスラッタリング
KDEにおいて、ディスプレイのスケーリングを設定を変更する時([KDEシステムの設定] - [ディスプレイの設定] - [Global scale:]項目)、
KonsoleおよびYakuakeのコンソール画面において、スラッタリングまたはティアリングが発生する場合がある。
これを解決するには、まず、Konsoleのメイン画面から、[設定]メニューバー - [現在のプロファイルを編集]を選択する。
プロファイルの編集画面が起動するので、左ペインの[外観] - 右ペインの[その他]タブ - [Line spacing:]項目の値を1
、[Margins:]項目の値を1
に設定する。
最後に、OSまたはKDEを再起動する。
タッチパッドが無効になる
KDEシステム設定の[入力デバイス]において、タッチパッドが表示されない場合、以下のファイルを開く。
vi ~/.config/touchpadrc
次に、未入力のままファイルを保存する。
KDEシステム設定の[入力デバイス]に、タッチパッドが表示されているかどうか確認する。