設定 - C Sharpのビルド設定

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概要

C#で開発されたソフトウェアをにおいて、実行ファイルが存在するディレクトリに、<実行ファイル名>.vshost.exeや<実行ファイル名>.pdbが残っている場合がある。

これらは、Debugビルドでは非常に有効なファイルであるが、Releaseビルドでは不要なファイル群である。
必ず下記の2つの設定をReleaseビルド構成に施す必要がある。


ホスティングプロセスを無効にする

C#のプロジェクトの構成を[Release]にして、[プロパティ] - [デバッグ]にある[Visual Studio ホスティング プロセスを有効にする]のチェックを外す。
このようにすることで、<実行ファイル名>.vshost.exeファイルが生成されなくなる。


pdbファイルの出力をしない

pdb(Program DataBase)ファイルとは、デバッグとプロジェクト状態の情報を保持しているファイルである。
もし、Visual Studioのデフォルトの場所(マイドキュメント)でプロジェクトを作成していたならば、PCのユーザ名が漏洩する。

Debugビルドでは、このファイルを元にブレークポイントが掛けられる等、有効なファイルであるが、Releaseビルドでは不要である。
したがって、Releaseビルドでは、pdbファイルを出力しないように設定を変更する。

C#のプロジェクトの構成を[Release]にして、[プロパティ] - [ビルド] - [詳細設定]ボタンを押下して、[ビルドの詳細設定]画面を表示させる。
[ビルドの詳細設定]画面にある[出力]項目の[デバッグ情報]プルダウンを"none"に変更する。

また、これらの設定は、Visual StudioのExtention(拡張子が.vsix)やWebプロジェクトであっても必ず行う。
(Extensionであるvsixファイルはzipファイルなので、拡張子を.zipに変更すると中身を見られてしまう)