Linuxコマンド - grep
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概要
grep
コマンドとは、ファイル中の文字列に対して、正規表現を使って検索して表示するコマンドである。
ここでは、grepの基本操作を記載する。
grepコマンドの基本
grepコマンドの基本動作
grepコマンドは、ファイル中の文字列を検索するコマンドである。
使用方法は、次に示す通り、シンプルなものになっている。
grep <検索正規表現> <ファイル名>
例えば、testディレクトリ内の全てのファイルから、aという文字を検索する場合を以下に示す。
grep a test/*
grepコマンドのand検索
grepコマンドでは、2つ以上の条件を設定して検索するand検索ができる。
基本的には、パイプで繋げて記述する。
grep <検索文字列> <ファイル名> | grep <検索文字列2>
1文の中でのand検索では、次のように正規表現を使う。
.は任意の文字、*は直前の文字の0個以上の繰り返しを表す正規表現である。
grep <スタートの検索文字列.*終わりの検索文字列> <ファイル名>
例えば、testディレクトリ内の全てのファイルから、rで始まりpで終わる文字列が存在する行を検索するには、以下のようにする。
grep r.*p work/*
grepコマンドのオプション
-iオプション : 大文字と小文字を区別せず検索する
grepコマンドに-i
オプションをつけると、大文字と小文字を区別せずに検索できる。
grep –i 検索正規表現 ファイル名
例えば、testディレクトリ内の全てのファイルから大文字のAと小文字のaが区別なく検索するには、以下のようにする。
grep –i a test/*