C Sharpの基礎 - ClickOnce
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概要
開発中はAssemblyVersionでアスタリスク (*) を使用して、各ビルドの追跡を容易にする。
製品リリース時には、両方のバージョンを明示的な数値に固定する。
メジャーアップデートや互換性に影響する変更を行う場合は、AssemblyVersionを適切にインクリメントする
この2つのバージョン管理を適切に行うことにより、アプリケーションの配布とメンテナンスが効率的に行えるようになる。
AssemblyVersion
# 例: AssemblyVersion ("1.0.0.*")
- バージョニング
- メジャーバージョン
- マイナーバージョン
- ビルド番号
- リビジョン番号
- * (アスタリスク) は自動インクリメントを意味しており、アプリケーションをビルドするたびに自動的に番号が増加する。
- この番号は、ビルド時の日付と時刻に基づいて生成される。
- 日付部分 : 2000年1月1日からの経過日数
- 時刻部分 : 午前0時からの経過秒数を2で除算した値
AssemblyVersionは、.NET Frameworkが参照アセンブリの互換性を判断するために使用する。
バージョンが変更される場合、そのアセンブリを参照している他のアプリケーションに影響を与える可能性がある。
AssemblyFileVersion
# 例: AssemblyFileVersion ("1.0.0.0")
- バージョニング
- 製品の公開バージョンを表すために使用される。
- Windowsエクスプローラでファイルのプロパティを確認した場合に表示されるバージョン
- 手動で管理する必要があり、自動インクリメントは行われない。
- 製品のリリース管理やサポート時の参照等に使用する。
一方、AssemblyFileVersionは純粋に情報提供目的であり、アプリケーションの動作には影響を与えない。
製品管理やユーザサポートで使用される。