Qtの基礎 - データベース
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概要
SQLite3
Qtを使用してSQLite3のテーブルにアクセスする場合、まず、QSqlDatabase
クラスを使用してデータベースに接続する。
#include <QSqlDatabase>
#include <QSqlQuery>
// SQLiteデータベースに接続する
QSqlDatabase db = QSqlDatabase::addDatabase("QSQLITE");
db.setDatabaseName("<SQLiteデータベース名>.sqlite"); // データベースファイル名
if (!db.open())
{
qDebug() << "データベースに接続できませんでした。";
return;
}
次に、QSqlQuery
クラスを使用してクエリを実行する。
以下の例では、テーブルのデータを取得している。
QSqlQuery query;
query.prepare("SELECT * FROM <SQLiteデータベースのテーブル名>");
if (query.exec())
{
while (query.next())
{ // レコードの処理
QString column1 = query.value(0).toString(); // 1番目の列
QString column2 = query.value(1).toString(); // 2番目の列
// 他の列も同様に取得できる
}
}
else
{
qDebug() << "クエリの実行に失敗しました.";
}
// データベース接続を閉じる
db.close();
SQLインジェクション対策
SQLインジェクション対策では、プレースホルダを使用してクエリを構築することが重要である。
以下の例では、":username"がプレースホルダとなり、ユーザからの入力等が直接クエリに組み込まれることなく、安全にクエリが実行される。
また、ユーザからの入力をクエリに組み込む場合、入力データを適切にサニタイズしてクエリに含めるようにすることにより、悪意のあるSQLコードが挿入されても実行されないようにする。
QSqlQuery query;
QString username = "user_input"; // ユーザからの入力等
// プレースホルダを使用して安全にクエリを構築
query.prepare("SELECT * FROM users WHERE username = :username");
query.bindValue(":username", username);
if (query.exec())
{
while (query.next())
{ // レコードの処理
// ...略
}
}
else
{
qDebug() << "クエリの実行に失敗しました.";
}