「設定 - ストレージ」の版間の差分
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'''マウントを実行するユーザのUIDとGIDを調べるには、マウントするユーザで以下のコマンドを実行する。'''<br> | '''マウントを実行するユーザのUIDとGIDを調べるには、マウントするユーザで以下のコマンドを実行する。'''<br> | ||
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== ストレージのラベル == | |||
ストレージのラベルの確認および変更方法を記載する。<br> | |||
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==== デバイスの確認 ==== | |||
<code>lsblk</code>で対象デバイスを確認する。<br> | |||
# 入力 | |||
lsblk | |||
# 出力 | |||
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT | |||
sda 8:0 0 596.2G 0 disk | |||
├─sda1 8:1 0 25G 0 part | |||
├─sda2 8:2 0 250.1G 0 part /mnt/sda2 | |||
├─sda3 8:3 0 317G 0 part / | |||
└─sda4 8:4 0 4.1G 0 part [SWAP] | |||
sdb 8:16 1 59.8G 0 disk | |||
└─sdb1 8:17 1 59.8G 0 part /run/media/user-name/Plamo5.1x64 | |||
sdc 8:32 0 1.8T 0 disk | |||
└─sdc1 8:33 0 1.8T 0 part /run/media/user-nanme/My Passport | |||
sr0 11:0 1 1024M 0 rom | |||
<br> | |||
==== ファイルシステムの種類を確認する ==== | |||
<code>df</code>コマンドを<code>-T</code>オプション付きで実行すると、ファイルシステムの種類を確認できる。<br> | |||
# 入力 | |||
df -T | |||
# 出力 | |||
ファイルシス タイプ 1K-blocks 使用 使用可 使用% マウント位置 | |||
/dev/sda3 ext4 327052076 62782264 247633500 21% / | |||
tmpfs tmpfs 4038320 0 4038320 0% /dev/shm | |||
/dev/sda2 fuseblk 262199292 255269036 6930256 98% /mnt/sda2 | |||
/dev/sdb1 fuseblk 62643196 3296388 59346808 6% /run/media/hoge/external1 | |||
/dev/sdc1 fuseblk 1953480700 818545888 1134934812 42% /run/media/hoge/external2 | |||
<br> | |||
==== FAT32のラベル ==== | |||
FAT32のラベルを変更するには、次の書式で<code>mlabel</code>コマンドを実行する。<br> | |||
<code>::</code>を付ける必要があることに注意する。<br> | |||
mlabel -i デバイス名 ::ラベル名 | |||
<br> | |||
<code>mlabel</code>コマンドを使用するために、mtoolsをインストールする必要がある。<br> | |||
sudo zypper install mtools | |||
<br> | |||
例えば、/dev/sdc2のラベルをSAKURAにするには、以下のコマンドを実行する。<br> | |||
sudo mlabel -i /dev/sdc2 ::SAKURA | |||
<br> | |||
デバイスをアンマウントし、再びマウントすればラベルが変更されているのが確認できる。<br> | |||
または、例えば、/dev/sdc1をDドライブに割り当てる設定をして、以下のコマンドを実行する。<br> | |||
sudo vim /etc/mtools.conf | |||
<br> | |||
drive d: file="/dev/sdc1" | |||
<br> | |||
そのラベルを確認するには、<code>-s</code>オプションを付ける。<br> | |||
sudo mlabel -s d: | |||
<br> | |||
==== ext2 / ext3 / ext4のラベル ==== | |||
* 現在のラベルを確認 | |||
*: <code>e2label <デバイス名></code> | |||
* ラベルを変更: | |||
*: <code>e2label <デバイス名> <ラベル名></code> | |||
<br> | |||
==== NTFSのラベル ==== | |||
* 現在のラベルを確認 | |||
*: <code>sudo /usr/sbin/ntfslabel <デバイス名></code> | |||
* ラベルを変更: | |||
*: <code>sudo /usr/sbin/ntfslabel <デバイス名> <ラベル名></code> | |||
<br> | |||
==== exFATのラベル ==== | |||
exfat-utilsをインストールする。<br> | |||
<br> | |||
* 現在のラベルを確認 | |||
*: <code>exfatlabel <デバイス名></code> | |||
<br> | |||
* ラベルを変更 | |||
*: <code>exfatlabel <デバイス名> <ラベル名></code> | |||
<br> | |||
==== Btrfs ==== | |||
* 現在のラベルを確認 | |||
*: <code>lsblk</code> | |||
*: <br> | |||
* ラベル名を変更 | |||
*: <code>sudo btrfs filesystem label <旧ラベル名のフルパス> <新ラベル名></code> | |||
<br><br> | <br><br> | ||
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2022年2月16日 (水) 05:31時点における版
概要
ここでは、ストレージのマウント方法および再マウント方法を記載する。
ストレージのマウント
アタッチした追加ストレージの情報を確認する。
sudo parted -l
マウント先のディレクトリを作成する。
sudo mkdir -p /run/media/Storage1
マウントを実行する。
sudo mount /dev/sdx /run/media/Storage1
マウントしたストレージが認識されているか確認する。
df -h
ストレージの再マウント
以下のコマンドを実行して、ストレージを再マウントする。
sudo mount -o remount -rw /run/media/Storage1
ストレージの自動マウント
.profileファイルに記述する方法
ホームディレクトリにある.profileファイルに、以下の設定を記述する。
RUNLEVEL=`echo <パスワード名> | LANG=C sudo -S mount -o /dev/sdx /run/media/<ストレージ名>`
また、NASを自動マウントする場合は、以下のように記述する。
RUNLEVEL=`echo <パスワード名> | LANG=C sudo -S mount -o username=<ユーザ名>,password=<パスワード> //<IPアドレスまたはホスト名>/<ディレクトリ名> /run/media/<ストレージ名>`
※注意
NASを使用する場合は、ミドルウェアとしてcifsが必要となるので、以下のコマンドを実行してインストールしておくこと。
sudo zypper install cifs
/etc/fstabファイルに記述する方法
/etc/fstabファイルに以下の行を追記する。
# ローカルストレージ /dev/sdx /run/media/Storage1 <ファイルシステム名:xfs、ext4、btrfs等> file_mode=0755,dir_mode=0755 0 0 # NAS //<IPアドレスまたはホスト名>/<ディレクトリ名> /run/media/NAS cifs username=<ユーザ名,password=<パスワード>,uid=<マウントするユーザのユーザID>,gid=<マウントするユーザのグループID>,file_mode=0755,dir_mode=0755 0 0
※注意
マウントを実行するユーザのUIDとGIDを調べるには、マウントするユーザで以下のコマンドを実行する。
id
ストレージのラベル
ストレージのラベルの確認および変更方法を記載する。
デバイスの確認
lsblk
で対象デバイスを確認する。
# 入力 lsblk # 出力 NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT sda 8:0 0 596.2G 0 disk ├─sda1 8:1 0 25G 0 part ├─sda2 8:2 0 250.1G 0 part /mnt/sda2 ├─sda3 8:3 0 317G 0 part / └─sda4 8:4 0 4.1G 0 part [SWAP] sdb 8:16 1 59.8G 0 disk └─sdb1 8:17 1 59.8G 0 part /run/media/user-name/Plamo5.1x64 sdc 8:32 0 1.8T 0 disk └─sdc1 8:33 0 1.8T 0 part /run/media/user-nanme/My Passport sr0 11:0 1 1024M 0 rom
ファイルシステムの種類を確認する
df
コマンドを-T
オプション付きで実行すると、ファイルシステムの種類を確認できる。
# 入力 df -T # 出力 ファイルシス タイプ 1K-blocks 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/sda3 ext4 327052076 62782264 247633500 21% / tmpfs tmpfs 4038320 0 4038320 0% /dev/shm /dev/sda2 fuseblk 262199292 255269036 6930256 98% /mnt/sda2 /dev/sdb1 fuseblk 62643196 3296388 59346808 6% /run/media/hoge/external1 /dev/sdc1 fuseblk 1953480700 818545888 1134934812 42% /run/media/hoge/external2
FAT32のラベル
FAT32のラベルを変更するには、次の書式でmlabel
コマンドを実行する。
::
を付ける必要があることに注意する。
mlabel -i デバイス名 ::ラベル名
mlabel
コマンドを使用するために、mtoolsをインストールする必要がある。
sudo zypper install mtools
例えば、/dev/sdc2のラベルをSAKURAにするには、以下のコマンドを実行する。
sudo mlabel -i /dev/sdc2 ::SAKURA
デバイスをアンマウントし、再びマウントすればラベルが変更されているのが確認できる。
または、例えば、/dev/sdc1をDドライブに割り当てる設定をして、以下のコマンドを実行する。
sudo vim /etc/mtools.conf
drive d: file="/dev/sdc1"
そのラベルを確認するには、-s
オプションを付ける。
sudo mlabel -s d:
ext2 / ext3 / ext4のラベル
- 現在のラベルを確認
e2label <デバイス名>
- ラベルを変更:
e2label <デバイス名> <ラベル名>
NTFSのラベル
- 現在のラベルを確認
sudo /usr/sbin/ntfslabel <デバイス名>
- ラベルを変更:
sudo /usr/sbin/ntfslabel <デバイス名> <ラベル名>
exFATのラベル
exfat-utilsをインストールする。
- 現在のラベルを確認
exfatlabel <デバイス名>
- ラベルを変更
exfatlabel <デバイス名> <ラベル名>
Btrfs
- 現在のラベルを確認
lsblk
- ラベル名を変更
sudo btrfs filesystem label <旧ラベル名のフルパス> <新ラベル名>