「インストール - DCP-J940Nドライバ」の版間の差分
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2023年2月3日 (金) 06:00時点における版
DCP-J940ドライバのダウンロード
Brotherの公式サイトから、DCP-J940NのLinux簡易インストーラをダウンロードする。
DCP-J940Nドライバのインストール
LPR(LPD)プリンタドライバ
- USBケーブルを使用する場合、プリンタとLinux PCをUSBケーブルで接続する。
- Brotherの公式Webサイトから、LPR(LPD)プリンタドライバをダウンロードしてインストールする。
sudo rpm -Uvh --nodeps dcpj940nlpr-<バージョン名>.i386.rpm
- または
sudo zypper install ./dcpj940nlpr-<バージョン名>.i386.rpm
- LPR(LPD)プリンタドライバのインストール完了後、自動的にポートがUSBに設定される。
Linux PCから正常に印刷ができるかどうか確認する。
パラレルインターフェースのみの製品の場合、ポートはパラレルに設定される。 - ネットワークポートまたはパラレルポートを使用する場合は、/etc/printcapファイルを編集する。(CentOSの場合は、/etc/printcap.localファイル)
ただし、CUPSシステムを使用する場合は、このファイルを編集する必要はない。sudo vi /etc/printcap
- または
sudo vi /etc/printcap.local
- ネットワークポートの場合
:rm=<IPアドレス>\
:rp=lp\
- パラレルポートの場合
:lp=/dev/lp0
- USBポートの場合
:lp=/dev/usb/lp0
- 最後に、LPR(LPD)プリントサービスを再起動する。
/etc/init.d/lpd restart
Linux簡易インストーラ (推奨)
- インストールする場合
- USBケーブルを使用する場合は、DCP-J940NとLinux PCをUSBで接続する。
- Brotherの公式Webサイトから、Linux簡易ツールをダウンロードする。
- ダウンロードしたLinux簡易ツールを解凍する。
gunzip linux-brjprinter-installer-<バージョン名>-x.gz
- プリンタドライバおよびスキャナドライバをインストールする。
対応ドライバをインターネット上から自動的にダウンロードするため、インターネットが利用できる状態で実行すること。sudo ./linux-brjprinter-installer-<バージョン名> DCP-J940N
- もし、代替ドライバを使用するように記載されている場合は、その代替ドライバの機種名を入力すること。
例. DCP-115Cのドライバをインストールする場合
sudo ./linux-brjprinter-installer-<バージョン名> MFC-410CN
- 上記でも見つからない場合は、機種名の数字の後のアルファベットや
/
以降を省いた形で指定する。 例1. DCP-1000Jのドライバをインストールする場合
sudo ./linux-brjprinter-installer-<バージョン名> DCP-1000
例2. MFC-610CLN/CLWNのドライバをインストールする場合
sudo ./linux-brjprinter-installer-<バージョン名> MFC-610
- インストールの途中において、DeviceURIを指定する。
- USBポートを使用する場合は、
N
を選択する。 - ネットワークポートを使用する場合は、
Y
を選択後、DeviceURIの一覧から番号8
を選択して、DCP-J940NのIPアドレスを入力する。
- USBポートを使用する場合は、
- 正常にインストールされているかどうか確認するため、プリンタのテスト印刷を行う。
- その他
- CUPSを管理するには、Webブラウザを起動して、CUPS Web管理サイト( http://localhost:631/admin )にアクセスする。
- [プリンターの管理]を選択して、プリンタの登録状況を確認する。
- インストールしたプリンタ名を確認する場合
- もし、プリンタ名が表示されていない場合は、[プリンターの追加]を選択して、画面の指示に従ってプリンタデバイスおよびプリンタドライバを設定する。
- デバイスURI(プリンターハードウェアの指定)を確認する場合
- 例. USB接続の場合、デバイスURIは"
usb://Brother/
"で始まる文字列になる。
- 例. USB接続の場合、デバイスURIは"
- インストールしたプリンタ名を確認する場合
- [アクセスログの表示]、[エラーログの表示]、[ページログの表示]を閲覧する場合、ユーザ名とパスワードの入力が求められる。
- ユーザ名
- root
- パスワード
- rootユーザのパスワード
- ユーザ名
- もし、一般ユーザで閲覧する場合は、
wheel
グループ等にユーザを追加する必要がある。 sudo usermod -aG wheel $USER
- 次に、/etc/cups/cups-files.confファイルにある
SystemGroup
に、wheel
グループを追記する。 sudo vi /etc/cups/cups-files.conf
# /etc/cups/cups-files.confファイル
# 編集前
SystemGroup root
# 編集後
SystemGroup root wheel
- cupsサービスを再起動する。
sudo systemctl restart cups
- もし、
wheel
グループからユーザを削除する場合は、以下に示すコマンドを実行する。 sudo gpasswd -d $USER wheel
- アンインストールする場合
- プリンタドライバのアンインストールファイルがあるディレクトリに移動する。
cd <プリンタドライバのアンインストールファイルがあるディレクトリ>
- プリンタドライバをアンインストールする。
sudo ./uninstaller_DCPJ940N
- スキャンドライバをアンインストールする。
sudo ./uninstaller_brscan4
- スキャンキーツール(ブラザー製品の本体パネル上のスキャンボタンから各種機能を利用できるツール)をアンインストールする。
sudo ./uninstaller_brscan-skey
- プリンタドライバのアンインストールファイルがあるディレクトリに移動する。
スキャナドライバ
- Brotherの公式Webサイトから、スキャナドライバをダウンロードしてインストールする。
- ネットワークポートで接続する場合、ファイアウォールのポートを解放する。
- 受信(インバウンド接続) ポート番号 : 54925 プロトコル : UDP
sudo firewall-cmd --permanent --add-port=54925/udp
sudo firewall-cmd --reload
- 送信(アウトバウンド接続) ポート番号 : 54921 プロトコル : TCP
sudo firewall-cmd --permanent --add-port=54921/tcp
sudo firewall-cmd --reload
- スキャナドライバをインストールする。
sudo rpm -Uvh brscan<バージョン名>.x86_64.rpm
- または
sudo zypper install ./brscan<バージョン名>.x86_64.rpm
- ネットワークポートで接続する場合、ネットワークスキャナを登録する。
使用するスキャナドライバにより、コマンド名は、以下のいずれかとなる。
各スキャナドライバに合わせてコマンドを選択すること。brsaneconfig
(brscanドライバ)brsaneconfig2
(brscan2ドライバ)brsaneconfig3
(brscan3ドライバ)brsaneconfig4
(brscan4ドライバ)brsaneconfig5
(brscan5ドライバ)
brsaneconfig4 -a name=<任意のスキャナの名前> model=DCP-J940N ip=<スキャナのIPアドレス>
- Krita、XSane、GIMP等を起動して、テストスキャンを実施する。
スキャンキーツール
- Brotherの公式Webサイトから、スキャンキーツールをダウンロードしてインストールする。
sudo rpm -Uvh brscan-skey-<バージョン名>.x86_64.rpm
- または
sudo zypper install ./brscan-skey-<バージョン名>.x86_64.rpm
スキャナの使用
DCP-J940Nのスキャナ機能を利用する場合は、スキャナソフトウェアをインストールして使用する。
Skanliteを使用する場合
- パッケージ管理システムからインストールする場合
sudo zypper install skanlite
- ソースコードからインストールする場合
- ビルドに必要な依存関係のライブラリをインストールする。
sudo zypper install gcc gcc-c++ cmake extra-cmake-modules libQt5Core-devel libQt5Widgets-devel \
kdoctools-devel kcoreaddons-devel ki18n-devel kio-devel kxmlgui-devel libksane-devel
- SkanliteのGithubにアクセスして、ソースコードをダウンロードする。
- ダウンロードしたファイルを解凍する。
tar xf skanlite-<バージョン>.tar.gz
cd skanlite
- Skanliteをビルドおよびインストールする。
mkdir build && cd build
cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=<Skanliteのインストールディレクトリ> -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release ..
make -j $(nproc)
make -j $(nproc) install
- Skanliteのデスクトップエントリファイルを作成する。
vi ~/.local/share/applications/Skanlite.desktop
# ~/.local/share/applications/Skanlite.desktopファイル [Desktop Entry] Type=Application Name=Skanlite Name[ja]=Skanlite GenericName=Image Scanning Application GenericName[ja]=画像スキャンソフト Comment=Scan and save images Comment[ja]=画像をスキャンして保存します Exec=/<Skanliteのインストールディレクトリ>/bin/skanlite Icon=/<Skanliteのインストールディレクトリ>/share/icons/org.kde.skanlite.png Categories=Qt;KDE;Graphics;Scanning; X-DocPath=skanlite/index.html Terminal=false X-DBUS-ServiceName=org.kde.skanlite StartupWMClass=skanlite
GNOMEドキュメントスキャナ (Simple Scan)を使用する場合
- パッケージ管理システムからインストールする場合
sudo zypper install simple-scan
- ソースコードからインストールする場合
- ビルドに必要な依存関係のライブラリをインストールする。
- CentOSの場合
sudo yum install meson vala gettext itstool fribidi-devel gtk3-devel gobject-introspection-devel \
libgusb-devel colord-devel PackageKit-glib-devel libwebp-devel sane-backends-devel git
- SUSEの場合
sudo zypper install meson vala gettext itstool fribidi-devel gtk3-devel gobject-introspection-devel \
libgusb-devel libcolord-devel libpackagekit-glib2-devel libwebp-devel sane-backends-devel git wayland-devel wayland-protocols-devel
- Simple Scanのソースコードをダウンロードする。
git clone https://gitlab.gnome.org/GNOME/simple-scan.git
cd simple-scan
- Simple Scanをビルドおよびインストールする。
meson --prefix <Simple Scanのインストールディレクトリ> build
ninja -C build all install
- Simple Scanを実行する。
export LD_LIBRARY_PATH="/<Simple Scanのインストールディレクトリ>/lib64:$LD_LIBRARY_PATH" \
export XDG_DATA_DIRS=/<Simple Scanのインストールディレクトリ>/share:$XDG_DATA_DIRS \
/<Simple Scanのインストールディレクトリ>/bin/simple-scan
または、Simple Scanを実行するシェルスクリプトを作成する。
vi /<Simple Scanのインストールディレクトリ>/bin/simple-scan.sh
# /<Simple Scanのインストールディレクトリ>/bin/simple-scan.shファイル #!/usr/bin/env sh appname="simple-scan" # use -f to make the readlink path absolute dirname="$(dirname -- "$(readlink -f -- "${0}")" )" if [ "$dirname" = "." ]; then dirname="$PWD/$dirname" fi # Initialize interpreter path export LD_LIBRARY_PATH="${dirname}/../lib64:$LD_LIBRARY_PATH" export XDG_DATA_DIRS="${dirname}/../share:$XDG_DATA_DIRS" # Run Simple Scan binary "$dirname/$appname" "$@"
上記のシェルスクリプトに実行権限を付加する。
chmod u+x /<Simple Scanのインストールディレクトリ>/bin/simple-scan.sh
Simple Scanのデスクトップエントリファイルを作成する。
vi ~/.local/share/applications/Simple_Scan.desktop
# ~/.local/share/applications/Simple_Scan.desktopファイル [Desktop Entry] Type=Application Name[ja]=ドキュメントスキャナー Name=Document Scanner Comment[ja]=写真と文書のデジタルコピーを作成します Comment=Make a digital copy of your photos and documents Exec=/<Simple Scanのインストールディレクトリ>/bin/simple-scan.sh Icon=/<Simple Scanのインストールディレクトリ>/share/icons/hicolor/scalable/apps/org.gnome.SimpleScan Categories=GNOME;GTK;Graphics;Scanning; Keywords[ja]=scan;scanner;flatbed;adf;スキャン;スキャナー;フラットベッド;オートドキュメントフィーダー;自動給紙装置; Keywords=scan;scanner;flatbed;adf; Terminal=false StartupNotify=true
XSaneを使用する場合
sudo zypper install xsane
VueScanを使用する場合
スキャナソフトウェアとしてVueScanをインストールする場合、VueScanの公式Webサイトにアクセスしてダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍して、インストールディレクトリに配置する。
tar xf vuescan-*.tgz cp vuescan-* <VueScanのインストールディレクトリ>
VueScanのデスクトップエントリファイルを作成する。
vi ~/.local/share/applications/VueScan.desktop
~/.local/share/applications/VueScan.desktop [Desktop Entry] Version=1.0 Type=Application Name=VueScan GenericName=Scanner Tool Comment=Scanner Tool Exec=/home/suse/InstallSoftware/VueScan/vuescan %F Icon=/home/suse/InstallSoftware/VueScan/vuescan.png Terminal=false StartupNotify=true Categories=Utility; MimeType=