「インストール - DCP-J940Nドライバ」の版間の差分

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==== Linux簡易インストーラ (推奨) ====
==== Linux簡易インストーラ (推奨) ====
# USBケーブルを使用する場合は、DCP-J940NとLinux PCをUSBで接続する。
* インストールする場合
# [https://support.brother.co.jp/j/b/downloadlist.aspx?c=jp&lang=ja&prod=dcpj940n&os=127 Brotherの公式Webサイト]から、Linux簡易ツールをダウンロードする。
*# USBケーブルを使用する場合は、DCP-J940NとLinux PCをUSBで接続する。
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*# [https://support.brother.co.jp/j/b/downloadlist.aspx?c=jp&lang=ja&prod=dcpj940n&os=127 Brotherの公式Webサイト]から、Linux簡易ツールをダウンロードする。
# Linux簡易ツールを解凍して実行する。<br><u>この時、インターネットが利用できる状態で実行する。</u>
*# ダウンロードしたLinux簡易ツールを解凍する。
#: <code>gunzip linux-brjprinter-installer-<バージョン名>-x.gz</code>
*#: <code>gunzip linux-brjprinter-installer-<バージョン名>-x.gz</code>
#: <code>sudo ./linux-brjprinter-installer-<バージョン名> DCP-J940N</code>
*# プリンタドライバおよびスキャナドライバをインストールする。<br><u>対応ドライバをインターネット上から自動的にダウンロードするため、インターネットが利用できる状態で実行すること。</u>
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*#: <code>sudo ./linux-brjprinter-installer-<バージョン名> DCP-J940N</code>
# インストール時において、DeviceURIを指定する。
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#* USBポートを使用する場合は、<code>N</code>を選択する。
*#: もし、代替ドライバを使用するように記載されている場合は、その代替ドライバの機種名を入力すること。
#* ネットワークポートを使用する場合は、<code>Y</code>を選択後、DeviceURIの一覧から番号8を選択して、DCP-J940NのIPアドレスを入力する。
*#: <code>例. DCP-115Cのドライバをインストールする場合</code>
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*#: <code>sudo ./linux-brjprinter-installer-<バージョン名> MFC-410CN</code>
# 正常にインストールされているかどうか確認するため、プリンタのテスト印刷を行う。
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*#: 上記でも見つからない場合は、機種名の数字の後のアルファベットや<code>/</code>以降を省いた形で指定する。
*#: <code>例1. DCP-1000Jのドライバをインストールする場合</code>
*#: <code>sudo ./linux-brjprinter-installer-<バージョン名> DCP-1000</code>
*#: <br>
*#: <code>例2. MFC-610CLN/CLWNのドライバをインストールする場合</code>
*#: <code>sudo ./linux-brjprinter-installer-<バージョン名> MFC-610</code>
*#: <br>
*# インストールの途中において、DeviceURIを指定する。
*#* USBポートを使用する場合は、<code>N</code>を選択する。
*#* ネットワークポートを使用する場合は、<code>Y</code>を選択後、DeviceURIの一覧から番号<code>8</code>を選択して、DCP-J940NのIPアドレスを入力する。
*#: <br>
*# 正常にインストールされているかどうか確認するため、プリンタのテスト印刷を行う。
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* アンインストールする場合
*# プリンタドライバのアンインストールファイルがあるディレクトリに移動する。
*#: <code>cd <プリンタドライバのアンインストールファイルがあるディレクトリ></code>
*#: <br>
*# プリンタドライバをアンインストールする。
*#: <code>sudo ./uninstaller_DCPJ940N</code>
*#: <br>
*# スキャンドライバをアンインストールする。
*#: <code>sudo ./uninstaller_brscan4</code>
*#: <br>
*# スキャンキーをアンインストールする。
*#: <code>sudo ./uninstaller_brscan-skey</code>
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==== スキャナドライバ ====
==== スキャナドライバ ====
# [https://support.brother.co.jp/j/b/downloadlist.aspx?c=jp&lang=ja&prod=dcpj940n&os=127 Brotherの公式Webサイト]から、スキャナドライバをダウンロードしてインストールする。
# [https://support.brother.co.jp/j/b/downloadlist.aspx?c=jp&lang=ja&prod=dcpj940n&os=127 Brotherの公式Webサイト]から、スキャナドライバをダウンロードしてインストールする。

2022年11月5日 (土) 07:10時点における版

DCP-J940ドライバのダウンロード

こちらの公式サイトから、DCP-J940NのLinux簡易インストーラをダウンロードする。


DCP-J940Nドライバのインストール

LPR(LPD)プリンタドライバ

  1. USBケーブルを使用する場合、プリンタとLinux PCをUSBケーブルで接続する。
  2. Brotherの公式Webサイトから、LPR(LPD)プリンタドライバをダウンロードしてインストールする。
    sudo rpm -Uvh --nodeps dcpj940nlpr-<バージョン名>.i386.rpm
    または
    sudo zypper install ./dcpj940nlpr-<バージョン名>.i386.rpm

  3. LPR(LPD)プリンタドライバのインストール完了後、自動的にポートがUSBに設定される。
    Linux PCから正常に印刷ができるかどうか確認する。
    パラレルインターフェースのみの製品の場合、ポートはパラレルに設定される。

  4. ネットワークポートまたはパラレルポートを使用する場合は、/etc/printcapファイルを編集する。(CentOSの場合は、/etc/printcap.localファイル)
    ただし、CUPSシステムを使用する場合は、このファイルを編集する必要はない。
    sudo vi /etc/printcap
    または
    sudo vi /etc/printcap.local

    • ネットワークポートの場合
      :rm=<IPアドレス>\
      :rp=lp\

    • パラレルポートの場合
      :lp=/dev/lp0

    • USBポートの場合
      :lp=/dev/usb/lp0

  5. 最後に、LPR(LPD)プリントサービスを再起動する。
    /etc/init.d/lpd restart


Linux簡易インストーラ (推奨)

  • インストールする場合
    1. USBケーブルを使用する場合は、DCP-J940NとLinux PCをUSBで接続する。
    2. Brotherの公式Webサイトから、Linux簡易ツールをダウンロードする。
    3. ダウンロードしたLinux簡易ツールを解凍する。
      gunzip linux-brjprinter-installer-<バージョン名>-x.gz
    4. プリンタドライバおよびスキャナドライバをインストールする。
      対応ドライバをインターネット上から自動的にダウンロードするため、インターネットが利用できる状態で実行すること。
      sudo ./linux-brjprinter-installer-<バージョン名> DCP-J940N

      もし、代替ドライバを使用するように記載されている場合は、その代替ドライバの機種名を入力すること。
      例. DCP-115Cのドライバをインストールする場合
      sudo ./linux-brjprinter-installer-<バージョン名> MFC-410CN

      上記でも見つからない場合は、機種名の数字の後のアルファベットや/以降を省いた形で指定する。
      例1. DCP-1000Jのドライバをインストールする場合
      sudo ./linux-brjprinter-installer-<バージョン名> DCP-1000

      例2. MFC-610CLN/CLWNのドライバをインストールする場合
      sudo ./linux-brjprinter-installer-<バージョン名> MFC-610

    5. インストールの途中において、DeviceURIを指定する。
      • USBポートを使用する場合は、Nを選択する。
      • ネットワークポートを使用する場合は、Yを選択後、DeviceURIの一覧から番号8を選択して、DCP-J940NのIPアドレスを入力する。

    6. 正常にインストールされているかどうか確認するため、プリンタのテスト印刷を行う。

  • アンインストールする場合
    1. プリンタドライバのアンインストールファイルがあるディレクトリに移動する。
      cd <プリンタドライバのアンインストールファイルがあるディレクトリ>

    2. プリンタドライバをアンインストールする。
      sudo ./uninstaller_DCPJ940N

    3. スキャンドライバをアンインストールする。
      sudo ./uninstaller_brscan4

    4. スキャンキーをアンインストールする。
      sudo ./uninstaller_brscan-skey


スキャナドライバ

  1. Brotherの公式Webサイトから、スキャナドライバをダウンロードしてインストールする。
  2. ネットワークポートで接続する場合、ファイアウォールのポートを解放する。
    受信(インバウンド接続) ポート番号 : 54925 プロトコル : UDP
    sudo firewall-cmd --permanent --add-port=54925/udp
    sudo firewall-cmd --reload

    送信(アウトバウンド接続) ポート番号 : 54921 プロトコル : TCP
    sudo firewall-cmd --permanent --add-port=54921/tcp
    sudo firewall-cmd --reload

  3. スキャナドライバをインストールする。
    sudo rpm -Uvh brscan<バージョン名>.x86_64.rpm
    または
    sudo zypper install ./brscan<バージョン名>.x86_64.rpm

  4. ネットワークポートで接続する場合、ネットワークスキャナを登録する。

    使用するスキャナドライバにより、コマンド名は、以下のいずれかとなる。
    各スキャナドライバに合わせてコマンドを選択すること。
    • brsaneconfig(brscanドライバ)
    • brsaneconfig2(brscan2ドライバ)
    • brsaneconfig3(brscan3ドライバ)
    • brsaneconfig4(brscan4ドライバ)
    • brsaneconfig5(brscan5ドライバ)

    brsaneconfig4 -a name=<任意のスキャナの名前> model=DCP-J940N ip=<スキャナのIPアドレス>

  5. Krita、XSane、GIMP等を起動して、テストスキャンを実施する。


スキャンキーツール

  1. Brotherの公式Webサイトから、スキャンキーツールをダウンロードしてインストールする。
    sudo rpm -Uvh brscan-skey-<バージョン名>.x86_64.rpm
    または
    sudo zypper install ./brscan-skey-<バージョン名>.x86_64.rpm



スキャナの使用

DCP-J940Nのスキャナ機能を利用する場合は、スキャナソフトウェアをインストールして使用する。

Scanliteをインストールする場合

sudo zypper install skanlite


Simple Scanをインストールする場合

  • パッケージ管理システムからインストールする場合
    sudo zypper install simple-scan

  • ソースコードからインストールする場合
    ビルドに必要な依存関係のライブラリをインストールする。
    CentOSの場合
    sudo yum install meson vala gettext itstool fribidi-devel gtk3-devel gobject-introspection-devel \
    libgusb-devel colord-devel PackageKit-glib-devel libwebp-devel sane-backends-devel git
    SUSEの場合
    sudo zypper install meson vala gettext itstool fribidi-devel gtk3-devel gobject-introspection-devel \
    libgusb-devel libcolord-devel libpackagekit-glib2-devel libwebp-devel sane-backends-devel git wayland-devel wayland-protocols-devel

    Simple Scanのソースコードをダウンロードする。
    git clone https://gitlab.gnome.org/GNOME/simple-scan.git
    cd simple-scan

    Simple Scanをビルドおよびインストールする。
    meson --prefix <Simple Scanのインストールディレクトリ> build
    ninja -C build all install

    Simple Scanを実行する。
    export LD_LIBRARY_PATH="/<Simple Scanのインストールディレクトリ>/lib64:$LD_LIBRARY_PATH" \
    export XDG_DATA_DIRS=/<Simple Scanのインストールディレクトリ>/share:$XDG_DATA_DIRS \
    /<Simple Scanのインストールディレクトリ>/bin/simple-scan


または、Simple Scanを実行するシェルスクリプトを作成する。

vi /<Simple Scanのインストールディレクトリ>/bin/simple-scan.sh


# /<Simple Scanのインストールディレクトリ>/bin/simple-scan.shファイル

#!/usr/bin/env sh

appname="simple-scan"

# use -f to make the readlink path absolute
dirname="$(dirname -- "$(readlink -f -- "${0}")" )"

if [ "$dirname" = "." ]; then
   dirname="$PWD/$dirname"
fi

# Initialize interpreter path
export LD_LIBRARY_PATH="${dirname}/../lib64:$LD_LIBRARY_PATH"
export XDG_DATA_DIRS="${dirname}/../share:$XDG_DATA_DIRS"

# Run Simple Scan binary
"$dirname/$appname" "$@"


上記のシェルスクリプトに実行権限を付加する。

chmod u+x /<Simple Scanのインストールディレクトリ>/bin/simple-scan.sh


Simple Scanのデスクトップエントリファイルを作成する。

vi ~/.local/share/applications/Simple_Scan.desktop


# ~/.local/share/applications/Simple_Scan.desktopファイル

[Desktop Entry]
Type=Application
Name[ja]=ドキュメントスキャナー
Name=Document Scanner
Comment[ja]=写真と文書のデジタルコピーを作成します
Comment=Make a digital copy of your photos and documents
Exec=/<Simple Scanのインストールディレクトリ>/bin/simple-scan.sh
Icon=/<Simple Scanのインストールディレクトリ>/share/icons/hicolor/scalable/apps/org.gnome.SimpleScan
Categories=GNOME;GTK;Graphics;Scanning;
Keywords[ja]=scan;scanner;flatbed;adf;スキャン;スキャナー;フラットベッド;オートドキュメントフィーダー;自動給紙装置;
Keywords=scan;scanner;flatbed;adf;
Terminal=false
StartupNotify=true


XSaneをインストールする場合

sudo zypper install xsane


VueScanをインストールする場合

スキャナソフトウェアとしてVueScanをインストールする場合、VueScanの公式Webサイトにアクセスしてダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍して、インストールディレクトリに配置する。

tar xf vuescan-*.tgz
cp vuescan-* <VueScanのインストールディレクトリ>


VueScanのデスクトップエントリファイルを作成する。

vi ~/.local/share/applications/VueScan.desktop


~/.local/share/applications/VueScan.desktop

[Desktop Entry]
Version=1.0
Type=Application
Name=VueScan
GenericName=Scanner Tool
Comment=Scanner Tool
Exec=/home/suse/InstallSoftware/VueScan/vuescan %F
Icon=/home/suse/InstallSoftware/VueScan/vuescan.png
Terminal=false
StartupNotify=true
Categories=Utility;
MimeType=