「インストール - Fcitx」の版間の差分

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== Fcitxのインストール ==
== Fcitxのインストール(パッケージ管理システムの使用) ==
==== CentOS ====
==== CentOS ====


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  sudo zypper ar -f http://download.opensuse.org/repositories/M17N/openSUSE_Leap_15.2/ M17N
  sudo zypper ar -f http://download.opensuse.org/repositories/M17N/openSUSE_Leap_15.2/ M17N
   
   
  # SLE 15 SP1
  # SLE 15 SP2
  sudo zypper ar -f http://download.opensuse.org/repositories/M17N/SLE_15_SP1/ M17N
  sudo zypper ar -f http://download.opensuse.org/repositories/M17N/SLE_15_SP2/ M17N
   
   
  # SUSE共通
  # SUSE共通
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  sudo zypper install fcitx-anthy
  sudo zypper install fcitx-anthy
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<u>※備考</u><br>
<u>※注意</u><br>
<u>パッケージ管理システムを使用して、Fcitxをインストールすることを推奨する。</u><br>
<u>パッケージ管理システムを使用して、Fcitxをインストールすることを推奨する。</u><br>
<u>Fcitx関連のソフトウェアは、全てfcitxで始まるため、fcitxを検索すると表示される。</u><br>
<u>Fcitx関連のソフトウェアは、全てfcitxで始まるため、fcitxを検索すると表示される。</u><br>
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  # KDE
  # KDE
  sudo zypper install fcitx-config-kde4
  sudo zypper install fcitx-config-kde4 (以前は、kcm-fcitxと呼ばれていた)
(以前は、kcm-fcitxと呼ばれていた)
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2021年3月30日 (火) 14:49時点における版

概要



Fcitxのインストール(パッケージ管理システムの使用)

CentOS


SUSE

Fcitx Input Method Framework自体、サポートされているエンジンおよびその派生物(構成、サードパーティ製プラグイン)は、
SUSEの公式OSSリポジトリから出荷され、公式のM17N開発リポジトリで開発されている。
(リポジトリ名において、M17N、M17N:Develはそれぞれ別のリポジトリであることに注意すること)

https://software.opensuse.org/search にアクセスして、これらのパッケージを1つずつ検索し、自動的に作成されたワンクリックインストールを使用する。
または、以下のコマンドを実行する。

# openSUSE 15.2
sudo zypper ar -f http://download.opensuse.org/repositories/M17N/openSUSE_Leap_15.2/ M17N

# SLE 15 SP2
sudo zypper ar -f http://download.opensuse.org/repositories/M17N/SLE_15_SP2/ M17N

# SUSE共通
sudo zypper ref
sudo zypper install fcitx fcitx-m17n fcitx-table-other


次に、mozcやanthy等のインプットメソッドエディタ(IME)のインストールする。

# mozcを使う場合
sudo zypper install fcitx-mozc

# anthyを使う場合
sudo zypper install fcitx-anthy


※注意
パッケージ管理システムを使用して、Fcitxをインストールすることを推奨する。
Fcitx関連のソフトウェアは、全てfcitxで始まるため、fcitxを検索すると表示される。

次に、Fcitxの設定ツールをインストールする。

# GNOME
sudo zypper install fcitx-config-gtk3

# KDE
sudo zypper install fcitx-config-kde4 (以前は、kcm-fcitxと呼ばれていた)



拡張機能のインストール

GNOME

https://extensions.gnome.org にアクセスし、検索項目にfcitxと入力・検索して、その拡張機能をインストールする。

KDE

Input Method Panelと呼ばれるプラズモイドを追加できる。
これは、KDE Plasmaアドオンのkimpanelである。
標準でインストールされているので、必要なことは、そのプラズモイドを追加することだけである。

他には、M17Nには、kimtoyと呼ばれるサードパーティ製ソフトウェアが存在する。(Qtで記述されている)
nepomuk等を有効にすることができる。(ただし、KDEの反応が悪くなる)


Fcitxの設定

ホームディレクトリにある.profileファイルを、以下のように編集する。

vi ~/.profile


# ~/.profileファイル
export INPUT_METHOD="fcitx"


次に、以下コマンドを実行して、設定ツールを起動する。
または、システムトレイから起動する。

# GNOME
fcitx-config-gtk

# KDE
fcitx-config-kde



その他

Fcitxの再起動

Fcitx関連のソフトウェアのインストール後、設定等を反映させるため、Fcitxを再起動する必要がある。
Fcitxを再起動するには、以下のコマンドを実行する。

fcitx -r


一部の入力メソッドは標準でリストに追加される。(通常、内部に入力メソッドが1つしかないパッケージの場合)
入力メソッドが追加されない場合、設定ツールを使用してそれらをリストに追加して、ニーズに合わせていくつかのオプションを調整することを推奨する。

ibusからfcitxへの切り替え

GNOME以外では、切り替え操作は不要である。
Fcitxを導入して再ログインすると、インプットメソッドがfcitxに自動的に切り替わる。

GNOMEの場合、ibusとの統合を解除する必要があるかもしれない。
もし、自動的に切り替わらない場合は、以下コマンドを実行する。

gsettings set org.gnome.settings-daemon.plugins.keyboard active false


以下のコマンドを実行して、ibusからFcitxへ切り替える。

imsetting-switch fcitx


日本語入力できない場合

以下のコマンドを実行する。

sudo mv /usr/share/ibus/component/kimpanel.xml /usr/share/ibus/component/kimpanel_org.xml



Fcitxのアンインストール

以下のコマンドを実行して、Fcitxをアンインストールする。

# GNOME
sudo zypper remove fcitx fcitx-m17n fcitx-table-other fcitx-config-gtk3 fcitx-mozc fcitx-anthy

# KDE
sudo zypper remove fcitx fcitx-m17n fcitx-table-other fcitx-config-kde4 fcitx-mozc fcitx-anthy


再ログインまたはPCを再起動する。