「インストール - リモートデスクトップ」の版間の差分
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詳細は[[インストール_-_VNC|こちらのページ]]を参照すること。<br> | |||
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以下に、Remminaの設定を記載する。<br> | |||
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Remminaを起動して、メイン画面から[接続の追加]ボタンを押下する。<br> | |||
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*: 任意の名前を付ける。 | |||
* Protocol | |||
*: [RDP-Remote Desktop Protocol]を選択する。 | |||
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*: 接続先のIPアドレスを入力する。 | |||
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*: 接続先のユーザ名を入力する。<br>この時、Windows 8以降でMicrosoftアカウントを使用している場合は、ユーザが登録したメールアドレスを入力する。 | |||
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*: 接続先のユーザのパスワードを入力する。 | |||
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*: 小規模なネットワークで使用するワークグループであれば空白でよい。<br>LDAPサーバやActive Directoryサーバが存在して、ドメインに参加する必要がある場合はドメイン名を入力する。 | |||
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*: 画面解像度を選択する。<br>[Use client resolution]を推奨する。 | |||
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*: 色深度の選択は、[True color(32bpp)]以上にする。回線速度が遅い場合は、[256 colors(8bpp)]等の少ない色数にする。 | |||
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設定完了後、[Save]ボタンを押下して保存する。<br> | |||
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メイン画面において、保存した接続先情報が登録されていることを確認する。<br> | |||
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[Advanced]を選択して、[Quality]項目を[Best(slowest)]を選択する。回線速度が遅い場合は[Poor(fastest)]等を選択する。<br> | |||
[Save]ボタンを押下して保存する。<br> | |||
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更に、メイン画面の[設定]ボタンを押下する。<br> | |||
[RDP]タブを選択して、[キーボードのレイアウト]項目を[Auto detect]または[00000411 - Japanese](日本語配列キーボードの場合)を選択する。<br> | |||
[Use client keyboard mapping]チェックボックスにチェックを入力する。<br> | |||
[Quality option]項目とは、例えば、"Poorの時はWallpaperだけにチェック"、"Bestの時は全項目にチェック"というような設定方法であって、<br> | |||
"リモートデスクトップ接続時に常にPoorを選択したい"というような設定ではないので注意すること。[Quality Option]項目は、基本的には設定は不要だと思われる。<br> | |||
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メイン画面にある接続対象を選択して、[接続]ボタンを押下する。<br> | |||
初回の接続時のみ証明について確認画面が表示されるので、[OK]ボタンを押下する。<br> | |||
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2020年6月29日 (月) 11:53時点における版
概要
ここでは、Linuxクライアントからリモートデスクトップ接続を行う場合、それを実行するソフトウェアのインストールと設定を記載する。
VNC
これは、接続先にもVNC Serverのインストールが必要となる。
詳細はこちらのページを参照すること。
rdesktop
rdesktopをインストールする。
sudo zypper install rdesktop
rdesktopを使用してリモート接続するには、以下のコマンドを実行する。
rdesktop
FreeRDP
FreeRDPは、Apacheライセンスの下でリリースされたリモートデスクトッププロトコルの無料実装である。
こちらの公式Webサイトにアクセスして、FreeRDPをダウンロードする。
ここでは、ホームディレクトリのFreeRDPディレクトリに配置しているものとする。
また、接続先のPCはWindowsとする。
以下のコマンドを実行して、Windows10にリモート接続する。
/home/ユーザ名/FreeRDP/freerdp-nightly/bin/xfreerdp /u:<接続先のユーザ名> /p:<接続先のパスワード> /w:<画面横のサイズ> /h:<画面縦のサイズ> /v:<接続先のIPアドレス> /sound:sys:oss,dev:0 /fonts'
コマンド例を以下に示す。
/home/user-name/FreeRDP/freerdp-nightly/bin/xfreerdp /u:Windows10 /p:p@ssword /w:1536 /h:960 /v:192.168.0.5 /sound:sys:oss,dev:0 /fonts'
Remmina
Remminaをインストールする。
sudo zypper install freerdp libavahi-ui-gtk3-0 libfreerdp2 libvncclient0 libwinpr2 remmina remmina-lang remmina-plugin-rdp remmina-plugin-secret remmina-plugin-vnc
以下に、Remminaの設定を記載する。
Remminaを起動して、メイン画面から[接続の追加]ボタンを押下する。
- Name
- 任意の名前を付ける。
- Protocol
- [RDP-Remote Desktop Protocol]を選択する。
- Server
- 接続先のIPアドレスを入力する。
- User Name
- 接続先のユーザ名を入力する。
この時、Windows 8以降でMicrosoftアカウントを使用している場合は、ユーザが登録したメールアドレスを入力する。
- 接続先のユーザ名を入力する。
- Password
- 接続先のユーザのパスワードを入力する。
- Domain
- 小規模なネットワークで使用するワークグループであれば空白でよい。
LDAPサーバやActive Directoryサーバが存在して、ドメインに参加する必要がある場合はドメイン名を入力する。
- 小規模なネットワークで使用するワークグループであれば空白でよい。
- Resolution
- 画面解像度を選択する。
[Use client resolution]を推奨する。
- 画面解像度を選択する。
- Color depth
- 色深度の選択は、[True color(32bpp)]以上にする。回線速度が遅い場合は、[256 colors(8bpp)]等の少ない色数にする。
設定完了後、[Save]ボタンを押下して保存する。
メイン画面において、保存した接続先情報が登録されていることを確認する。
次に、メイン画面の[登録の編集]ボタンを押下する。
[Advanced]を選択して、[Quality]項目を[Best(slowest)]を選択する。回線速度が遅い場合は[Poor(fastest)]等を選択する。
[Save]ボタンを押下して保存する。
更に、メイン画面の[設定]ボタンを押下する。
[RDP]タブを選択して、[キーボードのレイアウト]項目を[Auto detect]または[00000411 - Japanese](日本語配列キーボードの場合)を選択する。
[Use client keyboard mapping]チェックボックスにチェックを入力する。
[Quality option]項目とは、例えば、"Poorの時はWallpaperだけにチェック"、"Bestの時は全項目にチェック"というような設定方法であって、
"リモートデスクトップ接続時に常にPoorを選択したい"というような設定ではないので注意すること。[Quality Option]項目は、基本的には設定は不要だと思われる。
メイン画面にある接続対象を選択して、[接続]ボタンを押下する。
初回の接続時のみ証明について確認画面が表示されるので、[OK]ボタンを押下する。