「Avalonia UI - メッセージボックス」の版間の差分

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*: Icon.Warning
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2024年10月31日 (木) 06:00時点における版

概要

Avalonia UIでは、現在、ネイティブのメッセージボックスコンポーネントを提供していない。
この機能は、ツールキットの機能の拡張と強化を継続的に追求しているため、将来の開発に向けて検討中である。

メッセージボックスコンポーネントを必要とする開発者は、サードパーティ製ライブラリを使用する必要がある。


また、Avalonia.Dialogsクラス、あるいは、DialogHost.Avaloniaクラスを使用してダイアログベースのメッセージボックスウインドウを定義することもできる。


MsBox.Avaloniaライブラリ

MsBox.Avaloniaライブラリとは

MsBox.Avaloniaは、Avalonia UIフレームワーク用のメッセージボックスライブラリである。
このライブラリを使用することにより、開発者はAvalonia UIアプリケーションに洗練されたカスタマイズ可能なメッセージボックスを簡単に実装できる。

MsBox.Avaloniaの主な特徴として、高度なカスタマイズ性が挙げられる。
開発者はメッセージボックスのタイトル、本文、ボタン、アイコンなどを自由に設定することができる。
また、表示するボタンの種類や配置も柔軟に変更可能であり、アプリケーションの要件に合わせて調整できる。

シンプルなAPIを提供しており、数行のコードでメッセージボックスを表示することができる。
非同期操作にも対応しているため、モダンなC#プログラミングの流れに沿った実装が可能である。

デザイン面では、Avalonia UIの美しさを損なうことなく、アプリケーションの全体的な外観と調和するメッセージボックスを定義できる。
さらに、ダークモード、ライトモード等の異なるテーマにも対応している。

MsBox.Avaloniaは、単純な情報表示からユーザの確認や選択を求める複雑な対話まで、様々な用途に適している。
例えば、操作の確認、エラー通知、警告メッセージの表示等に使用できる。

MsBox.Avaloniaは、NuGetパッケージマネージャーを通じて簡単にプロジェクトに追加できるため、必要な名前空間をインポートするだけですぐに使用を開始することができる。

MsBox.Avaloniaライブラリは、MITライセンスに準拠している。


MsBox.Avaloniaライブラリのインストール

RiderまたはVisual StudioからNuGetを使用して、MsBox.Avaloniaライブラリをインストールする。

  • Riderの場合
    1. プロジェクトを開く。
    2. [ツール]メインメニュー - [Nuget] - [ソリューション の Nuget パッケージを管理] (または、[<プロジェクト名> の Nuget パッケージを管理])を選択する。
    3. メイン画面下部にある[パッケージ]タブから MsBox.Avalonia と入力して検索する。
    4. メイン画面下部の右にある[+]ボタンを押下して、MsBox.Avaloniaライブラリをインストールする。

  • Visual Studioの場合
    1. プロジェクトを開く。
    2. NuGetパッケージマネージャーを開く。
      • [ツール]メインメニュー - [NuGetパッケージマネージャー]を選択して、[ソリューションのNuGetパッケージの管理]を選択する。
      • または、ソリューションエクスプローラーでプロジェクトを右クリックして、コンテキストメニューから[NuGetパッケージの管理]を選択する。
    3. MsBox.Avaloniaライブラリを検索する。
      NuGetパッケージマネージャーの検索ボックスに MsBox.Avalonia と入力して検索する。
    4. MsBox.Avaloniaライブラリのインストール
      検索結果からMsBox.Avaloniaライブラリを選択して、[インストール]ボタンを押下する。
    5. インストールの確認ダイアログが表示されるので、[OK]ボタンを押下してインストールを完了する。
    6. 参照の確認
      インストールが完了した後、プロジェクトの参照にMsBox.Avaloniaライブラリが追加されていることを確認する。

  • パッケージマネージャーコンソールからインストールする場合
    1. プロジェクトを開く。
    2. [表示]メインメニュー - [その他のウィンドウ] - [パッケージマネージャーコンソール]を選択して、パッケージマネージャーコンソールを開く。
    3. パッケージマネージャーコンソールから、MsBox.Avaloniaライブラリをダウンロードしてインストールする。
      Install-Package MsBox.Avalonia
    4. ソリューションエクスプローラーのプロジェクトの参照において、MsBox.Avaloniaライブラリが追加されていることを確認する。

  • dotnetコマンドを使用する場合
    1. ターミナルを開く。
    2. プロジェクトのルートディレクトリに移動する。
    3. MsBox.Avaloniaライブラリをインストールする。
      最新の安定版をインストールする場合
      dotnet add package MsBox.Avalonia

      バージョンを指定してインストールする場合
      dotnet add package MsBox.Avalonia --version <バージョン>

    ※注意
    プロジェクトがGit等のバージョン管理システムを使用している場合、これらの変更がトラッキングされることを確認すること。
    プロジェクトを再ビルドして、新しく追加されたパッケージが正しく統合されていることを確認することを推奨する。


プロジェクトにおいて、MsBox.Avaloniaライブラリを使用する場合は、ソースコードファイルの先頭にusingステートメントを追加する。

 using MsBox.Avalonia;
 using MsBox.Avalonia.Enums;


ボタンの種類

  • [OK]ボタンのみ
    ButtonEnum.Ok
  • [はい] / [いいえ]ボタン
    ButtonEnum.YesNo
  • [OK] / [キャンセル]ボタン
    ButtonEnum.OkCancel
  • [OK] / [中止]ボタン
    ButtonEnum.OkAbort
  • [はい] / [いいえ] / [キャンセル]ボタン
    ButtonEnum.YesNoCancel


アイコンの種類

  • 警告
    Icon.Warning
  • エラー
    Icon.Error
  • 情報
    Icon.Info
  • 質問
    Icon.Question
  • 成功
    Icon.Success


メッセージボックスの表示

MessageBoxManager.GetMessageBoxStandardメソッドを実行して、メッセージボックスを定義する。
タイトル、メッセージ、ボタンの種類、アイコンを指定することができる。

ShowAsyncメソッドを実行して、メッセージボックスを非同期で表示する。

 using Avalonia;
 using Avalonia.Controls;
 using Avalonia.Interactivity;
 using Avalonia.Markup.Xaml;
 using MsBox.Avalonia;
 using MsBox.Avalonia.Enums;
 
 public partial class MainWindow : Window
 {
    public MainWindow()
    {
       InitializeComponent();
    }
 
    private void InitializeComponent()
    {
       AvaloniaXamlLoader.Load(this);
    }
 
    public async void ShowMessageBox(object sender, RoutedEventArgs e)
    {
       var messageBoxStandardWindow = MessageBoxManager.GetMessageBoxStandard("<タイトル>",
                                                                              "<メッセージボックスの本文>",
                                                                              ButtonEnum.OkCancel,
                                                                              Icon.Info);
       // メッセージボックスを表示
       var result = await messageBoxStandardWindow.ShowAsync();
 
       if (result == ButtonResult.Ok)
       {  // OKボタンが押下された場合
          await MessageBoxManager.GetMessageBoxStandard("結果", "OKボタンが押下された").ShowAsync();
       }
       else
       {
          // Cancelボタンが押下された場合
          await MessageBoxManager.GetMessageBoxStandard("結果", "キャンセルボタンが押下された").ShowAsync();
       }
    }
 }


MsBox.Avaloniaライブラリのカスタムメッセージボックスを使用する場合は、MessageBoxManagerクラスのGetMessageBoxCustomメソッドを使用する。

 var msgbox = MessageBoxManager.GetMessageBoxCustom("<タイトル>",
                                                    "<メッセージ本文>",
                                                    "はい",        // ボタン1
                                                    "いいえ",      // ボタン2
                                                    "キャンセル",,  // ボタン3
                                                    Icon.Question);