「インストール - Wi-Fiドライバ」の版間の差分

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  sudo mokutil --delete ./RTL8821AU.der --root-pw
  sudo mokutil --delete ./RTL8821AU.der --root-pw
  sudo systemctl reboot
  sudo systemctl reboot
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==== DKMSの使用 ====
RTL8821AUチップ向けカーネルモジュールにおいて、DKMSを使用して自動的にビルドおよびインストールする。<br>
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RTL8821AUチップ向けカーネルモジュールのソースコードをダウンロードする。<br>
git clone https://github.com/morrownr/8821au-20210708.git
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RTL8821AUチップ向けカーネルモジュールのDKMSの設定ファイルを作成する。<br>
sudo mkdir -p /usr/src/rtl8821au-1.0
sudo vi /usr/src/rtl8821au/dkms.conf
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# /usr/src/rtl8821au/dkms.confファイル
PACKAGE_NAME="rtl8821au"
PACKAGE_VERSION="1.0"
CLEAN="make clean"
MAKE="make"
BUILT_MODULE_NAME[0]="8821au"
# /lib/modules/<カーネルバージョン>/kernel/drivers/net/wireless/realtek/rtlwifi/rtl8821auディレクトリにインストールする
DEST_MODULE_LOCATION[0]="/kernel/drivers/net/wireless/realtek/rtlwifi/rtl8821au"
# DKMSがインストールディレクトリを自動的に作成するように指定する
# 変数<code>KDIR</code>は、カーネルソースディレクトリを指定する
# 変数<code>INSTALL_MOD_PATH</code>は、モジュールのインストール先を指定する
MAKE_ARGS="KDIR=/lib/modules/${kernelver}/build INSTALL_MOD_PATH=/lib/modules/${kernelver}"
AUTOINSTALL="yes"
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RTL8821AUチップ向けカーネルモジュールのソースコードを、DKMSの設定ファイルと同階層のディレクトリにコピーする。<br>
sudo cp -r 8821au-20210708 /usr/src/rtl8821au
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DKMSを使用して、RTL8821AUチップ向けカーネルモジュールをビルドおよびインストールする。<br>
sudo dkms add rtl8821au/1.0
sudo dkms build rtl8821au/1.0
sudo dkms install rtl8821au/1.0
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モジュールがロードされていることを確認する。<br>
lsmod | grep 8821au
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これにより、RTL8821AUチップ向けカーネルモジュールがDKMSにより自動的にビルドおよびインストールされる。<br>
Linuxカーネルがアップデートされた場合でも、DKMSが自動的にカーネルモジュールを再ビルドするため、手動でカーネルモジュールを再インストールする必要はない。<br>
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ただし、カーネルモジュールのソースコードが更新された場合は、最新のソースコードをダウンロードして、該当するDKMSの設定ファイルがある同階層のディレクトリにコピーする必要がある。<br>
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