「第2回 グラフの基礎概念と例」の版間の差分

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下図に、グラフGの辺eに対する縮約グラフを示す。<br>
下図に、グラフGの辺eに対する縮約グラフを示す。<br>
[[ファイル:Graph Theory 2 11.jpg|フレームなし|中央]]
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== 空グラフ ==
空グラフ(Null graph)とは、辺集合が空であるグラフのことである。空グラフでは、すべての点が孤立点である。<br>
m個の点の空グラフを、N<sub>n</sub>と表す。<br>
下図に、空グラフN<sub>4</sub>を示す。
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== 閉路グラフ 道グラフ 車輪グラフ ==
* 閉路グラフ(cycle graph)
*: 全ての点の次数が2の連結グラフを閉路グラフという。
*: n個の点をもつ閉路グラフを、C<sub>n</sub>と書く。
* 道グラフ(path graph)
*: C<sub>n</sub>から1つの辺を除いて得られるグラフを、n個の点をもつ道グラフという。
*: n個の点をもつ道グラフを、P<sub>n</sub>と書く。
* 車輪グラフ(wheel graph)
*: C<sub>n - 1</sub>に1つの新しい点vを加え、点vと他の全ての点とを辺で結んで得られるグラフを、n点の車輪グラフという。
*: n点の車輪グラフをW<sub>n</sub>と書く。
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例<br>
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== 完全グラフ ==
完全グラフ(Complete graph)とは、相異なる2つの点がすべて隣接している単純グラフのことである。<br>
n個の点をもつ完全グラフをK<sub>n</sub>と表す。完全グラフK<sub>n</sub>には、<math>\frac{n(n - 1)}{2}</math>本の辺がある。<br>
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例<br>
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== 正則グラフ ==
正則グラフ(Regular graph)とは、どの点の次数も同じであるグラフのことである。<br>
次数がrであるとき、次数rの正則グラフあるいはr-正則グラフという。<br>
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特に、彩色問題で重要となるのは、次数3の正則グラフである。このグラフは、3次(cubic)グラフともいう。<br>
3次グラフの中で有名な例として、ピーターセングラフがある。<br>
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例<br>
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空グラフNnは次数0の正則グラフである。<br>
閉路グラフCnは次数2の正則グラフである。<br>
完全グラフKnは次数n - 1の正則グラフである。<br>
正則グラフの一種として、プラトングラフがある。プラトングラフは正多面体(プラトンの多面体)の頂点と辺から作られたグラフである。<br>
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== 2部グラフと完全2部グラフ ==
===== 2部グラフ =====
2部グラフとは、グラフGの点集合を、互いに同じ要素をもたない集合AとBに分割し、<br>
グラフGの全ての辺は集合Aの点と集合Bの点を結ぶようにしたグラフ。<br>
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グラフGの各点が黒の点(Aの要素)と白の点(Bの要素)を結ぶように、グラフGの点を黒と白で塗れるとき、Gは2部グラフである。<br>
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===== 完全2部グラフ =====
完全2部グラフとは、グラフGの点集合を、互いに同じ要素をもたない集合AとBに分割したとする。<br>
このとき、Aの各点がBの各点と1本の辺で結ばれている2部グラフを、完全2部グラフという。<br>
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黒の点(Aの要素)をr個、白の点(Bの要素)をs個をもつ2部グラフをK<sub>r, s</sub>と書く。<br>
2部グラフK<sub>r, s</sub>には、r + s個の点とr×s本の辺がある。<br>
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例<br>
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__FORCETOC__
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[[カテゴリ:グラフ理論]]
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