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== 概要 == | == 概要 == | ||
RHELやSUSEの標準リポジトリにあるPHPのバージョンは古いことが多い。<br> | |||
また、PHP 7以降は大幅な改良がされており、実行速度をはじめ様々なものがアップデートされているので、特別な事情がない限りはアップグレードした方がよい。<br> | また、PHP 7以降は大幅な改良がされており、実行速度をはじめ様々なものがアップデートされているので、特別な事情がない限りはアップグレードした方がよい。<br> | ||
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使用するアカウントは、OSやWebサーバによって異なる。<br> | 使用するアカウントは、OSやWebサーバによって異なる。<br> | ||
例えば、NginXの場合、<u>nginx</u>というアカウントを使用する。<br> | 例えば、NginXの場合、<u>nginx</u>というアカウントを使用する。<br> | ||
Apache2の場合、SUSEでは<u>wwwrun</u>、Ubuntu / Debianでは<u>www-data</u> | Apache2の場合、SUSEでは<u>wwwrun</u>、Ubuntu / Debianでは<u>www-data</u>、RHELでは<u>nobody</u>を使用する。<br> | ||
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以下の設定例は、NginXが動作するサーバでの設定である。<br> | 以下の設定例は、NginXが動作するサーバでの設定である。<br> | ||
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== インストール時の注意点 == | == インストール時の注意点 == | ||
RHELでのPHP7のインストールにおいて、旧バージョンのPHPが指定されることを防ぐため、一旦全てのリポジトリを無効化し、PHP7のリポジトリを指定する。<br> | |||
sudo | sudo dnf --disablerepo=* --enablerepo=remi,remi-php74 install php hp-cli.x86_64 php-pdo.x86_64 php-gd.x86_64 php-mbstring.x86_64 php-common.x86_64 php-mysql php74-devel | ||
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EPELリポジトリおよびRemiリポジトリの追加方法で、EPELリポジトリの公開鍵を取得するためにlibargon2をインストールしているが、<br> | EPELリポジトリおよびRemiリポジトリの追加方法で、EPELリポジトリの公開鍵を取得するためにlibargon2をインストールしているが、<br> | ||
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もし、libargon2をインストールせずにPHPをインストールしようとすると、恐らくEPELが無いために依存性が解決されない。<br> | もし、libargon2をインストールせずにPHPをインストールしようとすると、恐らくEPELが無いために依存性が解決されない。<br> | ||
PHP7をインストールする前に、以下のコマンドを実行してlibargon2をインストールする。<br> | PHP7をインストールする前に、以下のコマンドを実行してlibargon2をインストールする。<br> | ||
sudo | sudo dnf --disablerepo=* --enablerepo=epel install libargon2 | ||
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