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回編集
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==== キャッシュ変数 ==== | |||
キャッシュ変数とは、ビルドディレクトリのCMakeCache.txtに記録される変数のことである。<br> | |||
グローバルスコープで参照可能であり、生存期間が<code>cmake</code>コマンドの終了後も継続する。<br> | |||
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次の<code>cmake</code>コマンドの実行でも値を保つため、生成したビルドの構成情報を保存するような用途にも使用される。<br> | |||
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例えば、キャッシュ変数VAR1の値は$CHACHE{VAR1}で参照できる。<br> | |||
同名の通常変数が存在しない場合は、${VAR1}でも参照することができる。<br> | |||
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<code>set(CACHE)</code>コマンドで初回の変数が定義ができる。<br> | |||
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既に定義されているキャッシュ変数を変更する場合は、<code>FORCE</code>オプションが必要である。<br> | |||
指定されていない場合、<code>set(CACHE)</code>コマンドは無視される。<br> | |||
また、<code>cmake</code>コマンドの実行時に<code>-D<オプション名></code>でも定義や変更が可能である。<br> | |||
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他の変数と異なり、キャッシュ変数は型を持つ。<br> | |||
<code>cmake</code>コマンドの<code>-D<オプション名></code>オプションで型を指定せずに定義することにより、型のない状態で使用することもできる。<br> | |||
この場合、<code>set(CACHE)</code>コマンドを実行した時点で型が確定する。<br> | |||
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==== 定義された全ての変数を出力 ==== | ==== 定義された全ての変数を出力 ==== | ||
<syntaxhighlight lang="cmake"> | <syntaxhighlight lang="cmake"> | ||