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例. qdbuscpp2xml -M SampleHelper.h -O org.qt.sample.xml | 例. qdbuscpp2xml -M SampleHelper.h -O org.qt.sample.xml | ||
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<code>qdbuscpp2xml</code>コマンドのオプションを、以下に示す。<br> | |||
* -p または -s または -m | * -p または -s または -m | ||
*: スクリプト化されたアトリビュート(<code>-p</code>オプション)、シグナル(<code>-s</code>オプション)、メソッド(スロット関数)(<code>-m</code>オプション)のみがパースされる。 | *: スクリプト化されたアトリビュート(<code>-p</code>オプション)、シグナル(<code>-s</code>オプション)、メソッド(スロット関数)(<code>-m</code>オプション)のみがパースされる。 | ||
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*: D-Busインターフェースファイルを生成する。 | *: D-Busインターフェースファイルを生成する。 | ||
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==== qdbusxml2cppコマンド ==== | |||
<code>qdbusxml2cpp</code>コマンドは、D-Busインターフェースファイルの定義に従い、C++のアダプターコードを生成する。<br> | |||
これは、<code>qdbusabstractadapter</code>と<code>QDBusAbstractInterface</code>を継承したプロセス通信サーバとクライアントの実装コードを自動生成する。<br> | |||
# mocファイルはインクルードしない場合 | |||
qdbusxml2cpp -a <生成するcppファイル名とヘッダファイル名> -c <自動生成するヘルパークラス名 (親クラス)> -i <対象となるクラスを記述しているヘッダファイル> -l <対象となるクラス名> <D-Busインターフェースファイルのパス> | |||
例. qdbusxml2cpp -a SamplesAdaptor -c SamplesAdaptor -i SampleHelper.h -l SampleHelper org.qt.policykit.examples.xml | |||
# mocファイルもインクルードする場合 | |||
qdbusxml2cpp -m -a <生成するcppファイル名とヘッダファイル名> -c <自動生成するヘルパークラス名 (親クラス)> -i <対象となるクラスを記述しているヘッダファイル> -l <対象となるクラス名> <D-Busインターフェースファイルのパス> | |||
例. qdbusxml2cpp -m -a SamplesAdaptor -c SamplesAdaptor -i SampleHelper.h -l SampleHelper org.qt.policykit.examples.xml | |||
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<code>qdbusxml2cpp</code>コマンドのオプションを、以下に示す。<br> | |||
* -a <アダプターソースコードおよびヘッダのファイル名> または -A <アダプターソースコードおよびヘッダのファイル名> | |||
*: 指定された名前でアダプターソースコードおよびヘッダを生成する。 | |||
* -c <アダプターソースコードで使用するクラス名> または -C <アダプターソースコードで使用するクラス名> | |||
*: アダプターソースコードで使用するクラス名を指定する。 | |||
* -i <対象となるクラスを記述しているヘッダファイル名> または -I <対象となるクラスを記述しているヘッダファイル名> | |||
*: アダプターソースコードに、<code>#include <対象となるクラスを記述しているヘッダファイル></code>を追加する。 | |||
* -l <対象となるクラス名> または -L <対象となるクラス名> | |||
*: アダプタソースコードを生成する時に使用するクラス名(親クラス)を指定する。 | |||
* -m | |||
*: アダプターソースコードに、<code>#include "<アダプターソースコード名.moc>"</code>ステートメントを追加する。 | |||
* -N | |||
*: 名前空間を使用しない。 | |||
* -p <アダプターソースコードのファイル名> または -P <アダプターソースコードのファイル名> | |||
*: アダプターソースコードのファイルへのプロキシコードを生成する。 | |||
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==== サンプルコード ==== | ==== サンプルコード ==== | ||
以下の例では、Qtにおいて、D-Busを使用したメッセージの送受信を行っている。<br> | 以下の例では、Qtにおいて、D-Busを使用したメッセージの送受信を行っている。<br> |