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== CMakeのバージョン管理 == | == CMakeのバージョン管理 (cmake_minimum_requiredコマンド) == | ||
CMakeは、新しいツールやプラットフォーム、機能のサポートを追加するために継続的に更新および拡張されている。<br> | CMakeは、新しいツールやプラットフォーム、機能のサポートを追加するために継続的に更新および拡張されている。<br> | ||
開発者は、新しいリリースごとに後方互換性を維持することに非常に注意を払うことになる。<br> | 開発者は、新しいリリースごとに後方互換性を維持することに非常に注意を払うことになる。<br> | ||
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もし、<code>cmake_minimum_required</code>コマンドを記述しなかった場合は警告を出力する。<br> | もし、<code>cmake_minimum_required</code>コマンドを記述しなかった場合は警告を出力する。<br> | ||
ほとんどのプロジェクトでは、<code>cmake_minimum_required</code>コマンドは、単に必要最小限のCMakeのバージョンを指定するものとして扱えば十分である。<br> | ほとんどのプロジェクトでは、<code>cmake_minimum_required</code>コマンドは、単に必要最小限のCMakeのバージョンを指定するものとして扱えば十分である。<br> | ||
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cmake_minimum_required(VERSION <メジャー番号>.<マイナー番号>[.<バグフィックス番号>.<ビルド番号>]) | |||
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<code>VERSION</cod>オプションは常に必要であり、<code><メジャー番号></code>および<code><マイナー番号></code>も記述する必要がある。<br> | |||
ほとんどのCMakeプロジェクトでは、<code><バグフィックス番号></code>および<code><ビルド番号></code>を指定する必要はない。(CMakeの新しい機能はマイナー番号のアップデートでのみ現れるため)<br> | |||
特定のバグフィックスが必要な場合のみ、<code><バグフィックス番号></code>を指定すべきである。 | |||
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さらに、CMake 3.0以降では、<code><ビルド番号></code>を使用していないため、指定する必要はない。<br> | |||
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詳細を知りたい場合は、[[Qtの設定 - CMake#CMakeのポリシー設定]]において、<code>cmake_minimum_required</code>コマンドの挙動を調整する方法を参照すること。<br> | 詳細を知りたい場合は、[[Qtの設定 - CMake#CMakeのポリシー設定]]において、<code>cmake_minimum_required</code>コマンドの挙動を調整する方法を参照すること。<br> |