「インストール - Apache2(SUSE)」の版間の差分

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  # Systemdサービスユニットを作成していない場合
  # Systemdサービスユニットを作成していない場合
  /<Apache2のインストールディレクトリ>/bin/apachectl start
  /<Apache2のインストールディレクトリ>/bin/apachectl start
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== HTTPS(SSL)の設定 ==
==== 依存関係のライブラリのインストール ====
Apache2でSSLを使用する場合は、Apache2のapache2-mod_nssモジュールが必要となる。<br>
sudo zypper install apache2-mod_nss
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==== CSRについて ====
CSR(Certificate Signing Request)とは、証明書発行要求といい、認証局に対して行う、認証局の秘密鍵で署名してもらうためのリクエストのことである。<br>
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CSRの中身を確認するためには、<code>req</code>コマンドに<code>-text</code>オプションを付加することで確認できる。<br>
openssl req -text -in <サーバ証明書のファイル名>.csr
# 出力例
Certificate Request:
    Data:
        Version: 0 (0x0)
        Subject: C=JP, ST=TOKYO, L=KAWASAKI, O=Kaisha, OU=Busho, CN=common.name
        Subject Public Key Info:
            Public Key Algorithm: rsaEncryption
                Public-Key: (2048 bit)
                (省略)
    Signature Algorithm: sha256WithRSAEncryption
                (省略)
<br>
上記の出力例において、[Signature Algorithm]項目は、sha256WithRSAEncryptionである。<br>
SHA-1は解読されるリスクが高まっているため、今後作成するものはSHA-2とするべきである。<br>
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SHA-2には、SHA-224、SHA-256、SHA-384、SHA-512の4種類がある。<br>
SHA-512が最も安全性が高いが、クライアント端末側がSHA-512に対応している必要がある。<br>
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==== 自己証明書の発行(サーバ側) ====
秘密鍵を作成する。<br>
openssl genrsa -out <秘密鍵のファイル名>.key 2048
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作成した秘密鍵を使用して、CSRを作成する。<br>
openssl req -sha256 -new -subj "/C=JP/ST=Tokyo/L=Tokyo City/O=Company Name/OU=Department/CN=*.<ドメイン名>" -key <秘密鍵のファイル名>.key -out <CSRのファイル名>.csr
<br>
作成したCSRに署名を行って、サーバ証明書を発行する。<br>
<u><サーバ証明書のファイル名>.csrファイルは、サーバ証明書を発行するためのファイルのため、削除してもよい。</u><br>
openssl x509 -sha256 -req -days <証明書の有効日数 例. 3650> -in <CSRのファイル名>.csr -signkey <秘密鍵のファイル名>.key -out <サーバ証明書のファイル名>.crt
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秘密鍵のファイルのアクセス権限を変更する。<br>
chmod 400 <秘密鍵のファイル名>.key
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Webサーバに設置するものは、秘密鍵(.key拡張子)とサーバ証明書(.crt拡張子)の2つである。<br>
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<u>また、ロードバランサにSSL証明書を設置して、SSL接続を終端することもできる。</u><br>
<u>その場合、サーバ証明書は1つ用意して、ロードバランサからWebサーバまでの通信はhttpとなる。(httpsでも可能であるが、httpの方が負荷が軽いため)</u><br>
<u>httpを使用するメリットとして、Webサーバで受けるアクセスがhttpとなるので負荷が減るためである。(暗号化された通信を複合するために、SSLの接続を受けるのは負荷が掛かる)</u><br>
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