「インストール - KVM」の版間の差分

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== 仮想マシンのバックアップおよび復元 ==
== 仮想マシンのバックアップおよび復元 ==
ここでは、仮想マシンが以下の情報に基づいているとする。<br>
==== 仮想マシンのバックアップ ====
ドメイン名(仮想マシン名) : SUSE15
イメージ名 : SUSE15.qcow2
設定ファイル(XML) : SUSE15.xml
バックアップ先 : /run/media/Storage1 (外付けSSD)
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===== 仮想マシンのバックアップ =====
仮想マシンを停止する。
仮想マシンを停止する。
  sudo virsh shutdown SUSE15
  sudo virsh shutdown <仮想マシン名>
<br>
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設定ファイルをバックアップする。<br>
設定ファイルをバックアップする。<br>
  sudo virsh dumpxml SUSE15 > /<バックアップを保存するディレクトリ>/SUSE15.xml
  sudo virsh dumpxml <仮想マシン名> > /<バックアップ先のディレクトリ>/<仮想マシン名>.xml
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仮想マシンのイメージをバックアップする。<br>
仮想マシンのイメージをバックアップする。<br>
  sudo cp -p <仮想マシンのイメージがあるディレクトリ>/SUSE.qcow2 /<バックアップを保存するディレクトリ>/.
  sudo cp -p /<仮想マシンのファイルが存在するディレクトリ>/<仮想マシン名>.qcow2 <バックアップ先のディレクトリ>
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また、各仮想マシンの定義ファイルは、/etc/libvirt/qemuディレクトリに存在する。<br>
また、各仮想マシンの定義ファイルは、/etc/libvirt/qemuディレクトリに存在する。<br>
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<u>なぜなら、<code>virsh edit</code>コマンドを使用することで、定義ファイルに誤りがあった場合にエラーを出力してくれるので安全である。</u><br>
<u>なぜなら、<code>virsh edit</code>コマンドを使用することで、定義ファイルに誤りがあった場合にエラーを出力してくれるので安全である。</u><br>
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==== 仮想マシンの復元 ====
===== 仮想マシンの復元=====
運用しているSSDとは別のSSDで復元する。<br>
ここでは、外付けSSDを/run/media/Storage1にマウントしている。<br>
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バックアップした仮想マシンのイメージを復元する。<br>
バックアップした仮想マシンのイメージを復元する。<br>
  sudo cp -p <仮想マシンのイメージをバックアップしたディレクトリ>/SUSE.qcow2 <仮想マシンのイメージを保存するディレクトリ>/.
  sudo cp -p /<仮想マシンのイメージをバックアップしたディレクトリ>/<仮想マシン名>.qcow2 <仮想マシンのイメージを保存するディレクトリ>
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バックアップした設定ファイルを復元する。<br>
バックアップした設定ファイルを復元する。<br>
  sudo cp -p /run/media/Storage1/SUSE15.xml /etc/libvirt/qemu/.
  sudo cp -p /<仮想マシンのイメージをバックアップしたディレクトリ>/<仮想マシン名>.xml /etc/libvirt/qemu
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復元した設定ファイルをKVMに反映する。<br>
復元した設定ファイルをKVMに反映する。<br>
  sudo virsh define /etc/libvirt/qemu/SUSE15.xml
  sudo virsh define /etc/libvirt/qemu/<仮想マシン名>.xml
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バックアップに成功すると、以下のようなメッセージが出力される。<br>
バックアップに成功すると、以下のようなメッセージが出力される。<br>
  ドメイン SUSE が /etc/libvirt/qemu/SUSE15.xml から定義されました
  ドメイン <仮想マシン名> が /etc/libvirt/qemu/<仮想マシン名>.xml から定義されました
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復元されたSUSEを起動する。<br>
復元されたSUSEを起動する。<br>
  sudo virsh start SUSE15
  sudo virsh start <仮想マシン名>
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