「Arduinoの基礎」の版間の差分

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Arduino Uno等の動作電圧が5[V]のボードでは、0[V] - 5[V]までの電圧は、0 - 1023までの整数に対応付けられる。<br>
Arduino Uno等の動作電圧が5[V]のボードでは、0[V] - 5[V]までの電圧は、0 - 1023までの整数に対応付けられる。<br>
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Arduino IDEでは、analogRead()関数を用いることで、指定したアナログピンから値を読むことができる。<br>
Arduino IDEでは、<code>analogRead</code>関数を用いることで、指定したアナログピンから値を読むことができる。<br>
analogRead()関数は読み取った値を0 - 1023までの整数値で返す。<br>
<code>analogRead</code>関数は読み取った値を、0 - 1023までの整数値で返す。<br>
従って、5[V]を1023に対応する場合は、'''"analogRead()関数の戻り値 * 5 / 1023"'''とすれば電圧が分かる。<br>
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尚、デフォルトでanalogRead()の戻り値である0 - 1023が、0[V] - 5[V](Arduino Gemmaのような3.3[V]の動作電圧の場合は0[V] - 3.3[V])<br>
<math>\mbox{analogRead 関 数 の 戻 り 値 } = \frac{\mbox{セ ン サ 電 圧 [V]}}{\mbox{参 照 電 圧 [V]}} \times (2^{N} - 1) \qquad \therefore \mbox{N は 、 N ビ ッ ト の AD コ ン バ ー タ }</math><br>
対応付けられているが、analogReference()関数を用いてこの範囲を変更することは可能だが、設定可能な値はボードに依存する。<br>
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したがって、<code>analogRead</code>関数の戻り値をセンサ電圧に対応する場合は、以下の計算式を使用することにより、センサ電圧が分かる。<br>
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<math>\mbox{セ ン サ 電 圧 [V]} = \frac{\mbox{analogRead 関 数 の 戻 り 値 }}{(2^{N} - 1)} \times \mbox{参 照 電 圧 [V]} \qquad \therefore \mbox{N は 、 N ビ ッ ト の AD コ ン バ ー タ }</math><br>
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なお、標準では、<code>analogRead</code>関数の戻り値である0 - 1023が、0[V] - 5[V](Arduino Gemmaのような3.3[V]の動作電圧の場合は0[V] - 3.3[V])に対応付けられているが、<br>
<code>analogReference</code>関数を使用してこの範囲を変更することは可能である。<br>
ただし、設定可能な値は、各ボードに依存するため注意が必要である。<br>
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<center>'''図.1 電圧を測定する回路図'''</center><br>
<center>'''図.1 電圧を測定する回路図'''</center><br>

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