「Qtの基礎 - ライブラリ」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
103行目: 103行目:


==== 動的ライブラリのリンク ====
==== 動的ライブラリのリンク ====
動的ライブラリを他のQtプロジェクトにリンクするには、以下の手順を行う。<br>
動的ライブラリをQtプロジェクトにリンクするには、以下の手順を行う。<br>
<br>
<br>
# 他のQtプロジェクトにおいて、Qt Creatorのメイン画面にある[プロジェクト]ペインから、<br>プロジェクト名を右クリックして、[ライブラリを追加]を選択する。
# Qt Creatorのメイン画面左の[プロジェクト]ペインから、プロジェクト名を右クリックして、[ライブラリを追加]を選択する。
# [ライブラリの追加]画面が開くので、以下の項目を設定する。<br>
# [ライブラリの追加]画面が開くので、以下の項目を設定する。<br>
#* [ライブラリの種類]では、[外部ライブラリ]を選択する。
#* [ライブラリの種類]画面は、[外部ライブラリ]を選択する。
#* [外部ライブラリ]では、ライブラリのリンク方法とライブラリのパスを選択する。
#* [外部ライブラリ]画面は、ライブラリのリンク方法とライブラリのパスを選択する。
#*: [ライブラリファイル:]は、動的ライブラリが存在するパスを入力する。(<u>動的ライブラリの<code>.lib</code>ファイルまたは<code>.a</code>ファイルを指定</u>)
#*: [ライブラリファイル:]項目は、動的ライブラリファイルのパスを入力する。(<u>動的ライブラリの<code>.so</code>ファイルまたは<code>.a</code>ファイルを指定</u>)
#*: [インクルードパス:]項目は、動的ライブラリのヘッダファイルが存在するパスを入力する。
#*: [リンク方法]は、[ダイナミック]を選択する。
#*: [リンク方法]は、[ダイナミック]を選択する。
# これにより、動的ライブラリとして、Qtプロジェクトにリンクすることができる。<br><u>Qtプロジェクトのビルドは不要である。</u>
# これにより、動的ライブラリとして、Qtプロジェクトにリンクすることができる。<br><u>Qtプロジェクトのビルドは不要である。</u>
<br>
<br>
次に、動的ライブラリの機能を使用するため、動的ライブラリのヘッダファイルをインクルードする。<br>
次に、動的ライブラリの機能を使用するため、動的ライブラリのヘッダファイルをインクルードする。<br>
# 動的ライブラリの機能を使用するため、Qt Creatorのメイン画面からにある[プロジェクト]ペインから、<br>プロジェクト名を右クリックして、[既存のファイルの追加...]を選択する。
# Qt Creatorのメイン画面左の[プロジェクト]ペインから、プロジェクト名を右クリックして、[既存のファイルの追加...]を選択する。
# ファイル選択ダイアログから、動的ライブラリのヘッダファイルを追加する。<br>ヘッダファイルをインクルードすることにより、動的ライブラリの機能が使用できるようになる。
# ファイル選択ダイアログから、動的ライブラリのヘッダファイルを選択する。<br>ヘッダファイルをインクルードすることにより、動的ライブラリの機能が使用できるようになる。
# <u>ただし、動的ライブラリはQT Creatorから独立して実行されるため、実行ファイルと同じディレクトリに動的ライブラリを配置する必要がある。</u>
# <u>ただし、動的ライブラリはQT Creatorから独立して実行されるため、実行ファイルと同じディレクトリに動的ライブラリを配置する必要がある。</u>
  <syntaxhighlight lang="c++">
  <syntaxhighlight lang="c++">
132行目: 133行目:
  </syntaxhighlight>
  </syntaxhighlight>
<br>
<br>
==== 動的ライブラリの明示的リンク ====
==== 動的ライブラリの明示的リンク ====
Qtには、動的ライブラリの関数を簡単に使用するために、QLibraryクラスが用意されている。<br>
Qtには、動的ライブラリの関数を簡単に使用するために、QLibraryクラスが用意されている。<br>

案内メニュー