13,002
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== Raspbianの設定 == | == Raspbianの設定 == | ||
まず、Raspbianを最新の状態にするため、以下のコマンドを実行する。<br> | まず、Raspbianを最新の状態にするため、以下のコマンドを実行する。<br> | ||
sudo apt-get update | |||
sudo apt-get upgrade | |||
<br><br> | |||
== キーボードの設定 == | == キーボードの設定 == | ||
設定用アプリケーションの[Localisation]タブの[Set Keyboard]ボタンを押下する。<br> | 設定用アプリケーションの[Localisation]タブの[Set Keyboard]ボタンを押下する。<br> | ||
表示されたウインドウにある[Country]を[Japan]に、[Variant]を[Japanese(OADG 109A)]に設定する。<br><br> | 表示されたウインドウにある[Country]を[Japan]に、[Variant]を[Japanese(OADG 109A)]に設定する。<br> | ||
<br><br> | |||
== タイムゾーンの設定 == | == タイムゾーンの設定 == | ||
設定用アプリケーションの[Localisation]タブの[Set Timezone]ボタンを押下する。<br> | 設定用アプリケーションの[Localisation]タブの[Set Timezone]ボタンを押下する。<br> | ||
表示されたウインドウにある[Area]を[Asia]に、[Location]を[Tokyo]に設定する。<br><br> | 表示されたウインドウにある[Area]を[Asia]に、[Location]を[Tokyo]に設定する。<br> | ||
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== 日本語フォントのインストールと言語の変更 == | == 日本語フォントのインストールと言語の変更 == | ||
日本語フォントをインストールするために、以下のコマンドを実行する。<br> | 日本語フォントをインストールするために、以下のコマンドを実行する。<br> | ||
sudo apt-get install fonts-vlgothic | |||
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インストール完了後、GUI環境で日本語を表示するために言語の変更を行う。<br> | インストール完了後、GUI環境で日本語を表示するために言語の変更を行う。<br> | ||
設定用アプリケーションの[Localisation]タブの[Set Locale]ボタンを押下する。<br> | 設定用アプリケーションの[Localisation]タブの[Set Locale]ボタンを押下する。<br> | ||
表示されたウインドウにある[Language]を[JP(Japan)]に、[Character Set]を[UTF-8]に設定する。<br> | 表示されたウインドウにある[Language]を[JP(Japan)]に、[Character Set]を[UTF-8]に設定する。<br> | ||
設定後、再起動が促されるのでYesボタンを押下して再起動する。<br><br> | 設定後、再起動が促されるのでYesボタンを押下して再起動する。<br> | ||
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上記だけでなく、以下のフォントも使用可能である。<br> | 上記だけでなく、以下のフォントも使用可能である。<br> | ||
sudo apt-get install ttf-kochi-gothic ttf-kochi-mincho fonts-takao fonts-vlgothic fonts-ipafont xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big xfonts-kaname | |||
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== 日本語入力ソフトウェアのインストール == | == 日本語入力ソフトウェアのインストール == | ||
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== CLIでログインする方法 == | == CLIでログインする方法 == | ||
設定用アプリケーションの[System]タブの[ブート]項目にて[CLI]を選択して、更に[自動ログイン]のチェックを外す。<br> | 設定用アプリケーションの[System]タブの[ブート]項目にて[CLI]を選択して、更に[自動ログイン]のチェックを外す。<br> | ||
設定後、再起動するとCLI環境でRaspbianが起動する。<br><br> | 設定後、再起動するとCLI環境でRaspbianが起動する。<br> | ||
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== ファイヤーウォールの設定 == | == ファイヤーウォールの設定 == | ||
firewalldのインストールを行う。<br> | firewalldのインストールを行う。<br> | ||
sudo apt-get install firewalld | |||
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正常にインストールできたかどうか確認する。<br> | 正常にインストールできたかどうか確認する。<br> | ||
Active: active (running)と表示されていれば正常に起動している。<br> | Active: active (running)と表示されていれば正常に起動している。<br> | ||
sudo systemctl status firewalld | |||
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ファイヤーウォールを自動で起動するには以下のコマンドを入力する。<br> | ファイヤーウォールを自動で起動するには以下のコマンドを入力する。<br> | ||
sudo systemctl enable firewalld | |||
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ファイヤーウォールの設定を確認するには以下のコマンドを入力する。<br> | ファイヤーウォールの設定を確認するには以下のコマンドを入力する。<br> | ||
firewall-cmd --list-all | |||
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ファイヤーウォールのポートを開放するには以下のコマンドを入力する。<br> | ファイヤーウォールのポートを開放するには以下のコマンドを入力する。<br> | ||
下記は、SSHやHTTPのポートを開放する例である。<br> | 下記は、SSHやHTTPのポートを開放する例である。<br> | ||
sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=ssh // SSHを開放 | |||
sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=http // HTTPを開放 | |||
sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=22/tcp // TCPポート22番を開放 | |||
sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=80/tcp // TCPポート80番を開放 | |||
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また、ファイヤーウォールのポートを閉じるには以下のコマンドを入力する。<br> | また、ファイヤーウォールのポートを閉じるには以下のコマンドを入力する。<br> | ||
下記は、SSHやHTTPのポートを閉じる例である。<br> | 下記は、SSHやHTTPのポートを閉じる例である。<br> | ||
sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --remove-service=ssh | |||
sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --remove-service=http | |||
<br> | <br> | ||
以下のコマンドでは、publicゾーンの設定をWi-Fiのインターフェース(インターフェース名 : wlan0)に割り当てる。<br> | 以下のコマンドでは、publicゾーンの設定をWi-Fiのインターフェース(インターフェース名 : wlan0)に割り当てる。<br> | ||
sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --change-interface=wlan0 | |||
<br> | <br> | ||
最後に、設定を反映させるため以下のコマンドを入力する。<br> | 最後に、設定を反映させるため以下のコマンドを入力する。<br> | ||
successと表示されていれば成功である。<br> | successと表示されていれば成功である。<br> | ||
sudo firewall-cmd --reload | |||
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[[Category:Raspberry_Pi]] | [[Category:Raspberry_Pi]] |