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.NETコミュニティの一部として、多くのリソースやライブラリが利用可能である。<br> | .NETコミュニティの一部として、多くのリソースやライブラリが利用可能である。<br> | ||
また、既存の.NETライブラリとの互換性も高く、既存のコードベースの再利用も容易である。<br> | また、既存の.NETライブラリとの互換性も高く、既存のコードベースの再利用も容易である。<br> | ||
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== オールインワンアプローチ == | |||
Photino.BlazorやElectronでは、デスクトップアプリケーションのフレームワークとして、フロントエンドとバックエンドのコードを1つのパッケージにまとめる<u>"オールインワンアプローチ"</u>を取っている。<br> | |||
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Photino.Blazorの場合<br> | |||
* .NET/Blazorのコードがバックエンド相当の処理を担当 | |||
* 軽量なネイティブWebViewをフロントエンドとして使用 | |||
* BlazorのWebAssemblyとC#コードが統合された形で動作 | |||
* やはり1つのパッケージとしてビルド・配布される | |||
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Electronの場合<br> | |||
* Node.jsをバックエンドとして使用して、Chromiumブラウザをフロントエンドとして使用する。 | |||
* メインプロセス (Node.js) とレンダラプロセス (Chromium) が存在する。 | |||
* 両者はIPCを通じて通信する。 | |||
* 全てのコードは1つのアプリケーションパッケージとして配布する。 | |||
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==== オールインワンアプローチのメリット ==== | |||
* 開発とデプロイメントが簡単である。 | |||
* フロントエンドとバックエンドの連携が取りやすい。 | |||
* オフライン動作が容易となる。 | |||
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==== オールインワンアプローチのデメリット ==== | |||
* アプリケーションサイズが大きくなる。 | |||
* リソース消費が比較的多い。(特に、Electronの場合) | |||
* スケーラビリティに制限がある。 | |||
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