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== パブリックMQTTブローカーサービス (無料 / 有料) == | |||
* HiveMQ Cloud (無料枠あり) | |||
*: 100台までのデバイス接続可能。 | |||
*: TLS暗号化対応。 | |||
*: 10[KB]/秒までのデータ転送可能。 | |||
*: <br> | |||
* CloudMQTT (現在はUpstashの一部) | |||
*: スモールスケール向けの無料プラン有り。 | |||
*: 管理画面が理解しやすい。 | |||
*: セキュリティ設定が充実している。 | |||
*: <br> | |||
* AWS IoT Core | |||
*: AWSの完全マネージドサービス | |||
*: 高度なセキュリティ機能 | |||
*: 他のAWSサービスと連携可能 | |||
*: 従量課金制 | |||
*: <br> | |||
* test.mosquitto.org (テスト向けは無料) | |||
*: <u>テストや学習用</u> | |||
*: セキュリティの保証が無いため、本番環境での使用は非推奨である。 | |||
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== パブリックMQTTブローカーサービスとオンプレミスの比較 == | |||
==== パブリックMQTTブローカーサービス ==== | |||
===== メリット ===== | |||
* すぐに利用開始可能 | |||
* 運用管理不要 | |||
* 高可用性 | |||
* 自動スケーリング | |||
* セキュリティ対策済み | |||
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===== デメリット ===== | |||
* コストが発生 (規模による) | |||
* カスタマイズの制限 | |||
* ベンダーロックイン | |||
* データの管理場所に制約 | |||
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==== オンプレミス ==== | |||
===== メリット ===== | |||
* コスト削減可能 | |||
* 完全なカスタマイズ制御 | |||
* データの完全な管理 | |||
* ネットワーク遅延の最適化 | |||
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===== デメリット ===== | |||
* 保守運用の負担 | |||
* セキュリティ対策が必要となる。 | |||
* スケーリングの手間 | |||
* 可用性の確保が必要となる。 | |||
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==== 推奨される環境 ==== | |||
開発を始める場合は、まず、パブリックサービスの無料枠を使用して、システムの動作確認や要件の明確化を行う。<br> | |||
その後、本番環境に適したソリューションを選択することを推奨する。<br> | |||
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===== 開発 / テスト段階 ===== | |||
最初は、test.mosquitto.org や HiveMQ Cloudの無料枠を使用することを推奨する。<br> | |||
これは、素早く開発を始められ、かつ、コストがかからないからである。<br> | |||
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===== 小規模な本番環境の場合 ===== | |||
HiveMQ Cloud や CloudMQTT の小規模プランを使用することを推奨する。<br> | |||
これは、運用の手間を省けることができ、コストが安いからである。<br> | |||
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===== 大規模な本番環境 ===== | |||
AWS IoT Core 等のエンタープライズサービスを使用することを推奨する。<br> | |||
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または、十分な運用体制がある場合は自身で構築する。<br> | |||
これは、スケーラビリティとセキュリティを重視する必要がある。<br> | |||
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