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export PATH="/<Nodeのインストールディレクトリ>/bin:$PATH" | export PATH="/<Nodeのインストールディレクトリ>/bin:$PATH" | ||
</syntaxhighlight> | |||
<br><br> | |||
== モジュールのインストール == | |||
==== ローカルインストール ==== | |||
モジュールをローカルインストール(-gオプションを付加しない) する場合、デフォルトでは以下に示すディレクトリにパッケージが保存される。<br> | |||
# カレントディレクトリ直下のnode_modulesディレクトリ | |||
./node_modules/ | |||
<br> | |||
また、パッケージ管理ファイルの生成場所は、以下に示すディレクトリとなる。<br> | |||
# 依存関係を管理するファイル | |||
./package.json | |||
# 依存関係の詳細なバージョン情報 | |||
./package-lock.json | |||
<br> | |||
<u>このローカルインストールの仕組みにより、プロジェクトごとに異なるバージョンのパッケージを使用できるメリットがある。</u><br> | |||
<br> | |||
具体的な例を以下に示す。<br> | |||
# カレントディレクトリに新しいプロジェクトを初期化 | |||
npm init -y | |||
# ローカルにmermaidパッケージをインストール | |||
npm install mermaid | |||
# 以下に示すようなディレクトリ構造になる | |||
. | |||
├── node_modules/ # インストールされたパッケージ群のディレクトリ | |||
│ └── mermaid/ # mermaidパッケージ | |||
│ └── ... # その他の依存パッケージ | |||
├── package.json # プロジェクトの設定と依存関係 | |||
└── package-lock.json # 依存関係の詳細情報 | |||
<br> | |||
<u>※注意</u><br> | |||
* プロジェクトごとに独立したnode_modulesディレクトリが生成される。 | |||
* package.jsonファイルが無い状態でインストールすると警告が表示される。 | |||
* 公開する場合は、.gitignoreファイルにnode_modulesディレクトリを追加することが推奨される。 | |||
* プロジェクトを共有する場合は、package.jsonファイルおよびpackage-lock.jsonファイルを含める。 | |||
<br> | |||
==== グローバルインストール ==== | |||
npmのグローバルインストール (-gオプションを付加する) する場合、デフォルトでは以下に示すディレクトリにパッケージが保存される。<br> | |||
/<Nodeのインストールディレクトリ>/bin | |||
/<Nodeのインストールディレクトリ>/lib/node_modules | |||
<br> | |||
グローバルインストールディレクトリを変更する場合は、以下に示す手順を行う。<br> | |||
<syntaxhighlight lang="sh"> | |||
# npmのグローバルディレクトリを作成 | |||
mkdir -p <任意のインストールディレクトリ> | |||
# npmの設定を変更 | |||
npm config set prefix '<任意のインストールディレクトリ>' | |||
# 環境変数PATHの設定 (~/.profileファイル等に追記) | |||
export PATH="/<任意のインストールディレクトリ>/bin:$PATH" | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br> | |||
現在の設定を確認する。<br> | |||
<syntaxhighlight lang="sh"> | |||
# グローバルインストールディレクトリの確認する場合 | |||
npm config get prefix | |||
# 全てのnpm設定の確認する場合 | |||
npm config list | |||
</syntaxhighlight> | </syntaxhighlight> | ||
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