「Linuxコマンド - chroot」の版間の差分

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== 例 : Raspbian OS (AArch64) ==
== 例 : Raspberry Pi OS (AArch64) ==
x86またはx64のPCを使用している場合、ARMバイナリのQEMU変換を設定する。<br>
x86またはx64のPCを使用している場合、ARMバイナリのQEMU変換を設定する。<br>
もし、ARM PCを使用している場合は、この操作は行わない。<br>
もし、ARM PCを使用している場合は、この操作は行わない。<br>
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イメージファイルのルートファイルシステムにおいて、オフセットを確認する。<br>
イメージファイルのルートファイルシステムにおいて、オフセットを確認する。<br>
<u>この時、img3拡張子の開始位置と1セクタのサイズを乗算して、ルートファイルシステムのオフセットを求める。</u><br>
<u>この時、img拡張子の開始位置と1セクタのサイズを乗算して、ルートファイルシステムのオフセットを求める。</u><br>
  sudo fdisk -l <Raspbian OS (AArch64)のイメージファイル名>.img
  sudo fdisk -l <Raspbian OS (AArch64)のイメージファイル名>.img
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Raspbian OS (AArch64)のイメージファイルをマウントする。<br>
Raspberry Pi OS (AArch64) のイメージファイルをマウントする。<br>
以下の例では、/mntディレクトリにマウントしている。<br>
以下の例では、/mntディレクトリにマウントしている。<br>
  sudo mount -t ext4 -o loop,offset=<ルートファイルシステムのオフセット  例: img3拡張子の開始位置と1セクタのサイズを乗算した値> <Raspbian OS (AArch64)のイメージファイル名>.raw /mnt
  sudo mount -t ext4 -o loop,offset=<ルートファイルシステムのオフセット  例: img拡張子の開始位置と1セクタのサイズを乗算した値> \
            <Raspberry Pi OS (AArch64) のイメージファイル名>.raw \
            /mnt
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AArch64命令セットを動作させるために必要なライブラリを、Raspbian OS (AArch64)のマウント先ディレクトリにコピーする。<br>
AArch64命令セットを動作させるために必要なライブラリを、Raspberry Pi OS (AArch64) のマウント先ディレクトリにコピーする。<br>
  # パッケージ管理システムからインストールしている場合
  # パッケージ管理システムからインストールしている場合
  sudo cp /usr/bin/qemu-aarch64-binfmt /usr/bin/qemu-aarch64 /mnt/bin/
  sudo cp /usr/bin/qemu-aarch64-binfmt /usr/bin/qemu-aarch64 /mnt/bin/
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  sudo cp /<QEMU-User-Staticのインストールディレクトリ>/bin/qemu-aarch64 /mnt/usr/bin/
  sudo cp /<QEMU-User-Staticのインストールディレクトリ>/bin/qemu-aarch64 /mnt/usr/bin/
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chrootコマンドを実行して、Raspbian OS (AArch64)を起動する。<br>
chrootコマンドを実行して、Raspberry Pi OS (AArch64) を起動する。<br>
  sudo chroot /mnt qemu-aarch64 /bin/bash
  sudo chroot /mnt qemu-aarch64 /bin/bash
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終了する場合は、Raspbian OS (AArch64)のイメージファイルをアンマウントする。<br>
終了する場合は、Raspberry Pi OS (AArch64) のイメージファイルをアンマウントする。<br>
  sudo umount -fl /mnt
  sudo umount -fl /mnt
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