「Fishの基礎 - 補完」の版間の差分

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== 組み込み関数 ==
== 組み込み関数 ==
Fishには補完を支援するための多くの組み込み関数がある。<br>
Fishには補完を支援するための多くの組み込み関数がある。<br>
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組み込み関数を組み合わせてカスタム関数内で使用することにより、より複雑な補完ロジックを実現することができる。<br>
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* <code>__fish_complete_directories</code>
* <code>__fish_complete_directories</code>
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* <code>__fish_complete_man</code>
* <code>__fish_complete_man</code>
*: manページの名前を補完する。
*: システムで利用可能なmanページの名前を補完する。
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*: 以下の例では、mymanviewerというカスタムコマンドに対して、全ての利用可能なmanページのタイトルを補完候補として提供している。
*: これにより、ユーザは素早くに特定のmanページを選択することができる。
*: <syntaxhighlight lang="fish">complete -c mymanviewer -f -a "(__fish_complete_man)"</syntaxhighlight>
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* <code>__fish_complete_time</code>
* <code>__fish_complete_time</code>
*: 時間関連の補完を提供する。
*: 時間関連の補完を提供する。
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*: 以下の例では、mytimeというカスタムコマンドに対して、時間関連の補完 (例: 今日の日付、現在の時刻等) を提供している。
*: 具体的な補完内容はシステムの設定や現在の時刻に依存することに注意する。
*: <syntaxhighlight lang="fish">complete -c mytime -f -a "(__fish_complete_time)"</syntaxhighlight>
*: <br>
* <code>__fish_apropos</code>
* <code>__fish_apropos</code>
*: aproposコマンドの結果を基に補完候補を生成する。
*: aproposコマンドの結果を基に補完候補を生成する。
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*: ユーザが指定したキーワードに関連するコマンドやドキュメントを素早く見つけることができる。
また、組み込み関数を組み合わせてカスタム関数内で使用することにより、より複雑な補完ロジックを実現することができる。<br>
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*: 以下の例では、search-commandsというカスタムコマンドに対して、現在のコマンドライン入力 (例: commandline -ctで取得) に基づいて、関連するコマンドやmanページを補完候補として提供している。
*: <syntaxhighlight lang="fish">complete -c search-commands -f -a "(__fish_apropos (commandline -ct))"</syntaxhighlight>
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