「その他 - ソフトウェアライセンス」の版間の差分

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これが、タイプ1とタイプ2の目に見える違いということである。<br>
これが、タイプ1とタイプ2の目に見える違いということである。<br>
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== 著作権表示 ==
==== 著作権表示とは ====
Copyright (c) [年] [著作権者の名前]
# 例
Copyright (c) 2024 Taro Yamada
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著作権表示は、一般的には、以下に示すような場所に記載する。<br>
* ソースコードの先頭
*: 各ソースファイルの先頭にコメントとして記載する。
* READMEファイル
*: プロジェクトのルートディレクトリにあるREADMEファイルに記載する。
* ライセンスファイル
*: LICENSEやCOPYINGというファイル名で、プロジェクトのルートディレクトリに配置して、その中に著作権表示を含める。
* ドキュメンテーション
*: ユーザマニュアルやAPIドキュメント等にも記載することがある。
* Webサイト
*: ソフトウェアがWebアプリケーションの場合、フッタ等の適切な場所に表示することもある。
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==== 例 : libxml2ライブラリ (MITライセンス) ====
例えば、libxml2ライブラリ (MITライセンス) を組み込んだプロジェクトを開発する場合、ライセンス条項を遵守するために以下に示すような対応が推奨される。<br>
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* ライセンス情報の保持
*: libxml2ライブラリのCopyrightファイルの内容を、開発しているプロジェクトのルートディレクトリ等に配置する。
*: ただし、ファイル名は、COPYING.libxml2やLICENSE.libxml2のように、libxml2ライブラリと理解できるものにするとよい。
*: <br>
* READMEへの記載
*: プロジェクトのREADMEファイルに、libxml2ライブラリを使用していること、および、そのライセンス情報の場所 (例: COPYING.libxml2ファイル) を明記する。
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以下に示す対応は、透明性とアクセシビリティを理解またはアクセスしやすくするためのものである。<br>
これらは法的要件というよりは、グッドプラクティスと考えられる。<br>
* ソースコード内での言及
*: libxml2ライブラリを使用しているソースファイルの冒頭にコメントにおいて、libxml2ライブラリを使用していることとそのライセンス情報の場所を記載する。
*: <br>
* ドキュメンテーション
*: 製品のドキュメンテーションに使用しているサードパーティ製ライブラリとそのライセンス情報を記載するセクションを設ける。
*: <br>
* バイナリ配布の場合
*: 製品をバイナリ形式で配布する場合、libxml2ライブラリのライセンス情報を含むドキュメント (例: THIRD_PARTY_LICENSES.txtファイル) を同梱する。
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これらの方法を組み合わせることにより、ライセンスの要件を満たし、ユーザが容易にライセンス情報を確認できるようになる。<br>
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