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== | == GPLv2 (GNU General Public License version 2) == | ||
世界中で広く使われているオープンソースおよびフリーソフトウェア用のライセンスである。<br> | 世界中で広く使われているオープンソースおよびフリーソフトウェア用のライセンスである。<br> | ||
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GPLライセンスのソフトウェアは、誰でも自由に複製して編集することができ、<br> | GPLライセンスのソフトウェアは、誰でも自由に複製して編集することができ、<br> | ||
また、その編集したソフトウェアは自由に配布・販売することも許可されている。<br> | また、その編集したソフトウェアは自由に配布・販売することも許可されている。<br> | ||
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GPLでは、"GPLのライセンス文言をOSSの頒布を受けた人が読めること"、"ソースコードの開示をすること (入手方法も明記)" の2つが条件となる。<br> | |||
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GPLライセンスの特徴は、以下の4つである。<br> | GPLライセンスの特徴は、以下の4つである。<br> | ||
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以上の特徴から、GPLライセンスは"フリーソフトであり続ける"ことが可能になっている。<br> | 以上の特徴から、GPLライセンスは"フリーソフトであり続ける"ことが可能になっている。<br> | ||
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== GPLv3 (GNU General Public License version 3) == | |||
GPLv3では、頒布時に守るべきこととして、<u>ユーザ製品に含まれるソフトウェアのインストール用情報の提供</u>が求められる。<br> | |||
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ユーザ製品とは、個人向けや住宅設置向け (B2C) の利用形態が意図されている製品を指す。<br> | |||
業務用途のみ意図されている工作機械等の製品 (B2B) は該当せず、家電製品や自家用車の車載機等 (B2C) は該当する。<br> | |||
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インストール用情報とは、ユーザが改変したソースコードを対象機器にインストールして実行する手段の情報を意味する。<br> | |||
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ただし、例外条項として、GCCのライセンスに基づきGCCでコンパイルされたソフトウェアは、GCCのランタイムライブラリをリンクしてもGPLv3を適用しなくてもよい。<br> | |||
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