13,005
回編集
(→概要) |
|||
13行目: | 13行目: | ||
PolKit-Qt-1のライセンスは、<u>LGPL-2.1</u>に基づく。<br> | PolKit-Qt-1のライセンスは、<u>LGPL-2.1</u>に基づく。<br> | ||
<br> | <br> | ||
Polkitは、Unix系システムでの権限管理と認可を制御するためのフレームワークであり、アプリケーションが特定のアクションを実行するために必要な権限を取得するための対話を提供する。<br> | |||
<br> | |||
Polkit-Qt-1ライブラリは、PolkitとQtアプリケーションを簡単に統合するためのツールキットである。<br> | |||
PolKit-Qt-1は、Qtソフトウェアの開発者がPolKit APIを簡単に利用できるようにすることを目的としている。<br> | PolKit-Qt-1は、Qtソフトウェアの開発者がPolKit APIを簡単に利用できるようにすることを目的としている。<br> | ||
<code>QAction</code>クラスと<code>QAbstractButton</code>ボタンの便利なラッパーもあり、これらのコンポーネントをPolKitと簡単に統合することもできる。<br> | <br> | ||
また、<code>QAction</code>クラスと<code>QAbstractButton</code>ボタンの便利なラッパーもあり、これらのコンポーネントをPolKitと簡単に統合することもできる。<br> | |||
<br> | <br> | ||
PolKit-Qt-1は、以前のPolKit-Qtを直接置き換えるものではなく、PolKit-Qtのバックエンドであった旧PolicyKit(バージョン 0.9以下)と後方互換性はない。<br> | PolKit-Qt-1は、以前のPolKit-Qtを直接置き換えるものではなく、PolKit-Qtのバックエンドであった旧PolicyKit(バージョン 0.9以下)と後方互換性はない。<br> | ||
現在、旧PolicyKitはメンテナンスされていないため、PolKit-Qtは、PolKit-Qt-1またはKAuth(KDEフレームワーク)に移植することが推奨される。<br> | 現在、旧PolicyKitはメンテナンスされていないため、PolKit-Qtは、PolKit-Qt-1またはKAuth(KDEフレームワーク)に移植することが推奨される。<br> | ||
<br> | |||
Polkit-Qt-1ライブラリの主な特徴と機能を、以下に示す。<br> | |||
* 権限管理の統合 | |||
*: Qtベースのアプリケーションが簡単にPolkitを使用して権限管理を行うことができる。 | |||
* シンプルなAPI | |||
*: Qtのシグナルとスロットを活用して、直感的で使いやすいAPIを提供する。 | |||
* 非同期操作 | |||
*: 非同期に認証リクエストを処理するため、ユーザインターフェースがブロックされることを防ぐ。 | |||
* セキュリティ | |||
*: Polkit-Qt-1を使用することにより、アプリケーションが必要な権限だけを要求し、ユーザのセキュリティを保護する。 | |||
<br> | <br> | ||
PolKit-Qt-1は、以下に示す3つのライブラリに分かれている。<br> | PolKit-Qt-1は、以下に示す3つのライブラリに分かれている。<br> |