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(→概要) |
(→タイマA0) |
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これらのレジスタを適切に設定することにより、目的に応じたタイマの動作を実現することができる。<br> | これらのレジスタを適切に設定することにより、目的に応じたタイマの動作を実現することができる。<br> | ||
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== Timer_A3モジュール == | |||
MSP430G2553マイコンには、Timer_A3という16ビットのタイマ / カウンタモジュールが搭載されている。<br> | |||
このTimer_A3モジュールは、3つのキャプチャ / 比較レジスタ (CCR0、CCR1、CCR2) を備えており、それぞれがタイマA0、タイマA1、タイマA2として機能する。<br> | |||
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== タイマA0 == | == タイマA0 == | ||
==== 動作モード ==== | |||
* アップモード | |||
*: カウンタが<code>0</code>からTACCR0レジスタに設定した値まで増加して、TACCR0レジスタに設定した値に達するとカウンタが<code>0</code>に戻る。 | |||
* 連続モード | |||
*: カウンタが<code>0</code>から<code>FFFFh</code>まで増加して、<code>FFFFh</code>に達すると<ode>0</code>に戻る。 | |||
* アップ / ダウンモード | |||
*: カウンタが<code>0</code>からTACCR0レジスタに設定した値まで増加して、TACCR0レジスタに設定した値に達するとTACCR0レジスタの値から<code>0</code>まで減少する。 | |||
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==== クロックソース ==== | |||
* TACLK | |||
*: 外部クロック信号を使用する。 | |||
* ACLK | |||
*: 補助クロック (32.768[kHz]) を使用する。 | |||
* SMCLK | |||
*: サブメインクロック (最大16[MHz]) を使用する。 | |||
* INCLK | |||
*: 内部クロック (DCOCLK) を使用する。 | |||
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==== クロック分周 ==== | |||
<code>1</code>、<code>2</code>、<code>4</code>、<code>8</code>分周が可能である。 | |||
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==== 割り込み ==== | |||
* TACCR0と比較一致割り込み (CCIFG) | |||
* カウンタオーバーフロー割り込み (TAIFG) | |||
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==== 出力モード ==== | |||
* 比較モード | |||
*: TACCR0レジスタとの比較一致に基づいて出力信号の状態を変更する。 | |||
*: <br> | |||
* セットアップモード | |||
*: TACCR0レジスタとの比較一致でセット、カウンタの再スタートでリセットする。 | |||
*: <br> | |||
* トグルモード | |||
*: TACCR0レジスタとの比較一致で出力信号をトグルする。 | |||
*: <br> | |||
* リセットモード | |||
*: TACCR0レジスタとの比較一致でリセット、カウンタの再スタートでセットする。 | |||
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==== 複数の割り込みソース ==== | ==== 複数の割り込みソース ==== | ||
* TA0CCR0 | * TA0CCR0 |